左23度に軌道修正します

霧で霞む泥の沼を低空飛行していると前方正面に何か見えてきた。
それは暗い灰色に黄土色が混じった枯れ木の森のようだった。
ぼくは左23度に軌道修正することにした。
特にあてがあるわけでもなく、右でも左でも構わなかったのだけど。
近づくに従い、それは枯れ木ではなく巨大な生物の骨であることがわかった。

問いのない答え

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用もないのに車を運転したくなるときがある。
星のように散らばった考えを整理したいとき。
答えがほしいとき。
昨日はそんな日だった。

reflections

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珈琲を飲みに海辺のレストランに行った
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レストランのマスターはアメリカの話をした
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いつもの砂浜に向かった
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だれもいない海

100歳の犬

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道路にしゃがみこんで草の写真を撮っていたら、散歩中のイヌが、とととと、と、寄ってきて、レンズをのぞき込んだ。この犬、人間でいうと100才くらいなんだそうです。

一ヶ月後は

ヒマだったのでブログのリファラーをチェックしてみた。すると「成人式の決意」でgoogle検索した人が次々にこのブログにやって来ている。なんで?というわけで、試しにgoogleで成人式の決意を検索すると、なぜかこのブログがトップに。それにしてもなんで今頃成人式なんだ、と、一瞬訝ったのだけど、考えてみたら成人の日まであと一ヶ月もないんですね。いずれにせよ、ぼくのブログの記事は成人式の決意の参考にはならないと思うんだけど。

耳鼻科デビュー

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突如としてぼくを襲っためまいと吐き気を診てもらうべく、朝一番で耳鼻科に出かけた。なぜ耳鼻科なのかというと、突発性難聴を恐れたからだ。突発性難聴は一にも二にも早期治療、と周囲の人達から何度も聞かされていた。待合室にはだれもいなかった。受付のおねえさんは大きなマスクをしていて目しか見えなかったが、かなりの美人のようだった。しばらくして名前を呼ばれた。狭い部屋でヘッドホンをしたり、大きなメガネを掛けさせられたりしつつ調べは進行した。結果、心配した突発性難聴、メニエール病の疑いは、ない、とのことだった。薬はいりますか、と聞かれたので、とりあえず適当なのをください。といった。突発性難聴でなくてよかった。ぼくはほっとした。でも、もちろん心配は残る。このめまいと吐き気の原因は何だろう。

素直な俺

今夜は、旧友たちとの忘年会だった。でも行かなかった。体調が不安だった。家に帰ってぼんやりしていると、会場から電話がかかってきた。かわるがわる話しかけてくるのだが、かなり酔っているようで、何を言っているのかわからない。だれかが「俺はお前と話したかったんだ」と言ったのが、少しこたえた。でも、うれしかった。体の具合を気遣う言葉に、素直に「ありがとう」を繰り返している自分が不思議だった。