
家に帰るとスイカが届いていた。熊本の親戚が毎年今頃になると送ってくれるのだ。ぼくはふと思った。となりの国ではスイカが爆発する事件が相次いでいるという。もし、となりの国の親戚がスイカを送ってくれた場合、ぼくはどうすればいいだろう。熟れ具合をみようとコンコンと叩いたとたん、ボカーーン! そのニュースは翌朝の新聞におもしろおかしく載せられてしまい、一部の人に定着しているぼくのシリアスなイメージが一瞬にして崩れ去る可能性がある。それは絶対に避けたい。しかし、となりの国には今のところ親戚はいないから心配は無用なのだった。
記憶に咲くバラ
畑デビュー (ぼくではありませんが)
はじめは小さな声
満月のようなケーキ
砂浜に打ち上げられた心
ウニは終わっていた

半月ほど前、生ウニを丸ごと出してくれるところがある、という話をお客さんから聞いた。なんでもそこは、ランが木にへばりついていて、すごいことになっている、というのだった。

そのウニを食べに行こうと思い、ネットで調べると、その場所はわかったものの、肝心の丸ごとウニは数日前に終了していたのだった。でも、せっかく調べたので行ってみることにした。

これはイヌマキに着生しているラン。

右も左も上も下も、どこを見てもランでいっぱいだった。スギやイヌマキ、ミカン、石灯籠、ありとあらゆるものにランがへばりついていた。これは寄生ではなく着生といって、宿主から栄養分をかっぱらったりはしないのだそうだ。目の前を歩いていた中年夫婦の奥さんが、あんたの頭にも着けてみたら、とご主人に提案していた。

帰りに海に寄った。

君のカラータイマーは正常か
ぼくの場合、変身して6日経つとカラータイマーは赤に変わる。そこでぼくは車のキーをひねり、どこかに飛んでいく。何もためらうことはない。危機が迫っているのにカラータイマーが青のままだったらまずいことになる。飛んでいく前に飛べなくなったらおしまいだ。カラータイマーは大切にしよう。














