忘れられた日本人

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午後、いつものように金曜日の男がやってきて豆腐を置いていった。彼は田舎の山奥で豆腐を作っている。モロヘイヤはいるね、というので、なんでもいいからくれ、というと、道端に生えていそうな変な草をくれた。たまたま居合わせたお客さんが、それ、ねばねばしてうまいわよ、といった。先週は取れたての地鶏の卵、その前は巨大なニガウリを彼は置いていった。家に帰ってぼくはヨッパライ某にいった。田舎はいいぜ、道端にいろんな食い物が生えていて、食いたいときにちぎって食うんだ。鳥だってそこらを走り回ってるのを捕まえて羽根をむしって食う。いいなぁ田舎に暮らしたいな。するとヨッパライ某はいった。大きな虫がいるからヤダ!ぜったいイヤ。
ずいぶん前、金曜日の男の家に遊びに行った時のこと。家の前の細い道で変な外人に会った。風呂敷包みをぶら下げた棒を肩にかつぎ、足にはわらじを履いている。ニヤニヤしながら近寄ってきて、あなたはどんな仕事をしているのか、と聞いてきた。今度コーヒー屋をするつもりだ、というと、ココアはないのかという。ない、というと、残念だな、といってどこかに行った。あとで金曜日の男に、頭のおかしい外人に会った、というと、それはジェフだという。なんでも、彼の家よりさらに上ったところでニワトリと暮らしているらしい。数日前、シロクマを食べに行ったついでに宮本常一の「忘れられた日本人」を買ってきた。前から読もうと思っていて忘れていた本だ。最近、この本を英訳してアメリカで出版した人がいる。例の変な外人だ。

一年の折り返し点

盆。その由来は、銅鑼の音、ボン、である。
その年を折り返したよ、という合図の音だ。
なお、これはウソです。
人生に折り返し地点を発見するような人間に生まれなくてよかったよ。そんな男は女をしあわせにはできないんだ。

A LONG VACATION 3日目

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ワニに襲われて目が覚めた。夜中の2時だった。サメに噛まれる夢はたまに見るが、ワニは初めてだった。
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LONG VACATIONも今日でおしまい。いつものことだけど、ギアがトップに入る前に休みは終わる。天気も良くなってきたのでとりあえず南に走った。
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むかしよく来た喫茶店で昼食をとった。いつもここでビールを飲んだ。何もかもがむかしのままだ。マスターもちっとも変わっていない。ハンバーグ定食の目玉焼きもハート型。
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A LONG VACATION 2日目

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天気が良ければ天草方面にドライブする予定だったが、ヘビーな雨が降っているというのでやめることにした。FM放送を聴きながら店内の掃除をする。こちらの店で音楽を聴くのは、お盆と正月の大掃除のときだけだ。
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音楽を聴いていて、ああ、これはまさしくYAMAHAの音だな、と思う。カメラメーカーに特有の色があるように、スピーカーやアンプにもメーカー特有の音色がある。ところでこのスピーカーユニット、近くで見ると、センターから外に向かって一本の筋がある。そう、筋の通った音のための製造上の工夫だ。
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昼食はアベックラーメンを使った冷やしラーメン。毎年お盆になるとぼくが作る。これが信じられないくらいうまい。今これを読んでいるあなたも、もしこれを食べたら必ず驚かれるだろう。
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夕方になって少し日が差してきた。明日晴れればドライブに出かけるのだけど。

A LONG VACATION 1日目

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某コーヒー店も本日より世間並みに長期休暇に入った。といっても、午前中は店の大掃除。早めに済ませてシロクマを食いに行こう、というわけで、いつもより早く家を出て掃除を開始した。掃除を終え、天文館まで歩いて某シロクマ屋に行くと、なんとギョーレツが。ぼくはニンジンとギョーレツが死ぬほど嫌いなのだ。
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しかたねー、あとでもう一度来るべえ、ということで某ガーデンズの本屋に行った。本を探してぶらぶらしていると、Tさんに遭遇。歴史の本を買いにきたのだという。シロクマを食い損ねた話をすると、某デパート近くのあそこなら空いているし、うまいよ、と教えてくれた。
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ヨッパライ某は氷白玉ぜんざいというのを注文
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もちろんぼくはシロクマを注文…ショーケースの見本とはずいぶん違うデザイン。お盆バージョンなのかもしれない。
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食べ終わったころ、Tさんもやってきた。ぼくはここに来たのは久しぶり。メニューにぢゃんぼ餅があったので、次回はそれを食べてみようと思う。

R34的一つの結論

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今日からお盆であったが土曜日だったので悩みに悩んだ挙句、店を開けることにした。お盆に店を開けるのは開店以来はじめてのこと。昼過ぎ、はやってきた。一人ではなかった。フィアンセーが一緒だった。ぼくは思った。こんなにしあわせそうな男を見るのは何年ぶりだろう。歯にヤニがついているのが気になったが。