
昨夜のことだ。
とっくに寝たと思っていたヨッパライ某が突如ベッドから起き上がり、
「スイカが食べたい」と言った。
ぼくはびっくりして、「こんな夜中に?明日、みんなで食べよう」と言った。するとヨッパライ某は、分かった、と言って寝た。

そして今さっき、ヨッパライ某はラジオを聞いているぼくのところに来て言った。
「スイカが食べたい」
ぼくは驚いて言った。「こんな夜中に? 明日じゃダメなの?」
時計は11時を回っていた。
すると、「今食べたい」と言う。ぼくは気乗りがしなかった。まだスイカモードになっていない。ぼくは仕方なく冷蔵庫からスイカを取り出し、二つに切った。
「ねえ、スイカは嫌いだったよね」するとヨッパライ某は言った。
「前にも言ったでしょ、好きじゃないけど、キライでもないの」
6月の雨
眠れるぼくのスイカ
気がついたら
あさのあいさつ
冷蔵庫の時間
一番好きな電化製品が冷蔵庫であることに変わりはない。冷蔵庫はぼくのアイデンティティーの重要な部分に関わっている。その冷蔵庫にスイカが一個入っている。それは数週間前、宅急便で送られてきた。ぼくはスイカが好きだ。いや、好きというより愛しているといった方が近い。なぜならぼくは今、スイカを憎んでいるからだ。スイカは好きだ。でも食べたくない時がある。今の時期がそうだ。原因は常にぼくにあってスイカに非はない。ぼくは苦しみ、スイカの存在を憎む。そんな時、冷蔵庫はぼくに束の間の安らぎを与えてくれる。しかし、その平安を幸せと呼ぶのは間違っている。冷蔵庫は人を幸せにはしないものなのだ。
to you
答えはアンダースタンド
豆腐屋はかく語りき

金曜日の男は壁にもたれかかり、こう語った。
「うちの店も宣伝しっくれよ」
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夜の水道工事
今から30分ほど前の話である。庭の植物に水をやろうと、屋外の水道からジョウロに水を注いでいた。空では満月に少し足りない月がぼくを見下ろしていた。満タンになったので蛇口のハンドルを右に回した。が、どうしたことか右に回らない。力を込めて回すがビクともしない。水はジョウロからあふれ出し、みる間にあたりは水浸しになった。ぼくはあわてて門のそばにある水道の元栓に走り、土をかぶったふたを開け、手探りでハンドルを探し出し、ひねろうとしたが、これがなかなか回らない。やっとの思いで水を止め、蛇口の修理に取り掛かった。カバーナットを外し、コマを取り出す。なんと、コマのパッキンを留めている小さなナットが外れ、それがコマに挟まって動きを止めていたのだった。コマのナットを締めなおし、カバーナットをかぶせて作業終了。やれやれ、こんな作業を寝る前にすることになるとは。おやすみ











