宇宙はとても広いけど、同じものはどこにもない。ひとつだけ
朝起きて屋上に上がり、ベンチに腰掛けてぼんやりしていると、家の前にある菜園の向こうから、聞きなれない、変な音が聞こえてきた。カエルの声のようにも、鳥の声のようにも聞こえる。ぼくは都会育ちなので、この怪しい声の主を特定することができなかった。ヨッパライ某に言うと、眉をひそめ、カエルじゃないの、という。わが家は川や池などない高台にあるが、アマガエルは棲息していて、雨が近くなると、あちこちでケロケロ鳴き始める。でも、今聞こえるこの声は、かなり太い。沼に棲息するウシガエル級の大物じゃないと、こんな声は出せない。とりあえずICレコーダーに録音し、店で調べることにした。今はyoutubeなどで簡単に調べることができる。で、調べた結果、キツツキが木をつつく音であることが判明。下の音声ファイルを聞いて、すぐにキツツキだとわかる人はあまりいないと思う
学生のころ、バイトでコンポーネントステレオを買った。アンプはヤマハ、スピーカーはダイヤトーン、チューナーはトリオ、レコードプレーヤーはソニーだった。ある日、それらの装置を買った店から、今度、オーディオマニアを集めて音楽鑑賞会をするから、好きなレコードをもって店に遊びに来てください、との招待を受けた。当時、ぼくのお気に入りレコードは冨田勲のシンセサイザー音楽、ドビュッシーの「月の光」だった。鑑賞会で、ぼくのレコードを演奏する順番が来た。スピーカーからシンセサイザーの電子音が流れ始めた。するとオーディオマニアたちはにわかにざわめき、中には興をそがれたのか席を立つ人も現れた。以来、好きな音楽は?と聞かれても、シンセサイザー音楽です、と答える勇気はなくなった。昨夜遅く、数日前に録画した冨田勲の追悼番組を見た。三つ放送された特集番組のうち、BSでやっていた番組の最後で月の光が演奏された。5.1チャンネルで放送されていたので、音が四方からぼくを包んだ。ぼくは目を閉じた。音は鮮やかな色を帯びて散っては集まり、集まっては散っていった。そしていつしか虚空に吸い込まれ、闇が残った
アオバズクが遊びに来なくなって半月くらい経った。深夜、部屋にこもって読み物などしていると、窓の外から虫の声、雨音、パトカーのサイレンなどが聞こえてくる。そこに、ひまな友達が遊びに来るように、夜の鳥がやってきて、しきりにぼくを誘う。一週間ほど前から、アオバズクに代わってホトトギスが遊びに来るようになった。一人きりの夜が、ちょっと楽しい。(さっき来たので録音してみました)
今朝いらしたお客さんの話によると、薩摩半島西方沖地震、というのが、最近ネットで話題になっているのだそうです。つまり、ヤベー、んだって。それで、そのお客さんは、やむなく車で外出するときは、飲み水をいっぱい積んでおくのだそうです。話しているときの顔がいつになく真剣だったので、ちょっと怖かったです。
P.S.
ぼくも調べてみたんですが、これのようですね
これを予測した人のTV特集がyoutubeにアップされてるようです
お前、まだそんなことやってるのか
いいんだよ、これで
困ったやつだ。言っておくが、お前の辞書にない言葉がある。知りたいか
いや、興味ない
だろうな
友だちって、いいもんだな
ん、どういう意味だ、それは皮肉か
ちがうさ、気になるんだろ?オレのことが
ああ、なるほど。そうかもしれん
それで十分だよ