朝、屋上に出て、ミルク色に煙った空を見上げると、小さな鳥の群れがあたりを縦横に旋回していた。よく見るとそれはツバメだった。いつ来たのだろう。昨日はいなかったのに
レビュー
今年は読書の年にしようと決めたんです。
お客さんはコーヒーを飲みながらそう言った。
今年最初に読んだのは遠藤周作の沈黙でした。
へー、そういう人だったんだ、とぼくは思った。
で、今から村上春樹のあの本を買いに行くところなんです。読み終わったらお貸ししましょうか?
彼女はにこにこしながら言った。
ぼくは気乗りがしなかったので、今はいいです、と言った。なぜかその時は読みたいと思わなかった。
さっき、ふと思い出して、アマゾンのレビューを眺めてみた。星一つのレビューがおもしろくて、ずいぶん楽しめた。それを読んでいたら、だんだん読みたくなってきた。今度彼女が来たら、貸してもらおう。

抜け殻
明るい部屋
数日前、部屋の照明をLEDに交換した。これがとても明るくて、気分も明るくなった、かというと、そうではなく、なんだかそわそわして落ち着かない。きっとぼくは暗いところが好きなんだ
くもりのちHAL e
はーるはどこからくるかしら~♪ 昼から晴れる、とのことだったので、春♪を感じに出かけてみた ♪
ここはウメで有名な某神社。あたりにウメの匂いが漂っている。晴れてきたせいか、写真を撮っているうちに、だんだん人が増えてきた。平均年齢もグンと上昇。つまり、そういう人が集まってくる場所なのだ
地面を這う、臥竜梅
梅ヶ枝餅。一個 ひゃくえん
写真のガンダム、2009年7月5日、たまたま泊まっていたホテルの近くに立っていたのを撮ったもの。さっき調べたら、その6日後から始まるプロジェクトの準備中だったんですね。このガンダム、昨日で展示終了だったそうで。ずいぶん長く展示されていたようです。もうとっくになくなってると思ってました
雨の中を
アの季節
ある映画の話
冷たい雨が降っているせいか、外の景色が青白く見える。カウンターでコーヒーを飲んでいるバイク少年がつぶやくように言った。
アニメ映画なんだけどね、見た後で何度も思い出すんですよ。戦争映画だけど、戦うシーンはないんです
そんな季節
チューリップ
冬の次に春が来るというのは、いいものだ。嫌いなものを先に食べれば、好きなものだけが皿に並んでいるのに似ている
天気がよかったので、南に車を走らせた
春というのは、いいものだけど、その心地よさにどっぷり浸ることができない。安心できない何かがある。雲一つないはずの空に、よく見ると灰色の雲が一つ浮かんでいるような、あの感じだ
園内を歩いていると、ひどく腰の曲がった老夫婦とすれ違った。爺さんが提げていたピクニックバスケットが妙に浮いていた
冬が今より嫌いだったころ、この植物園によくチューリップを見に来たものだった
そのころ、この植物園では、今よりたくさんのチューリップが咲いていた
そのときのぼくは、ダニィが夏への扉を探していたように、必死に冬から逃げようとしていた
今でも冬が終わるころ、それを確かめるためにここに来る
























