さそり座のSが西に大きく傾いている。その上にあるのは土星。今日は天の川がよく見える。ぼくはアイスクリームを食べながら、それを眺めている
なんとなく魚フライ
あこがれていた朝があった。学生のころの話。眠い目をこすりながら明るい窓のテーブルにつくと、白い皿に装った、トースト、スクランブルエッグ、カリカリに焼いたベーコン、スープ、レタスのサラダ、そしてコーヒーが、それぞれ芳ばしい匂いを競っている。ぼくはスクランブルエッグにパイナップルビネガー入りのケチャップをたっぷりかけ、それをスプーンに取ってトーストにのせる
休日の朝。遠くで雷が鳴っている。やがて雨が降り始める。雷もすぐ近くで鳴りだす。時計は12時を回った。どこかで昼食にしよう
アップダウンの続く山道を走っている。フロントガラスをぬらす雨。魚フライでも食べようか
海に面したレストランの小さなテーブル。雨が小降りになってきた。窓から見える水たまりの模様でそれがわかる。
海。雨は止んでいるが、どこにも晴れ間はない。でも空が青い
シロクマを食べようと港町の某ジャズ喫茶に向かう。今日は開いているはずだ。駐車場に車を入れる。入り口に張り紙が見える。「当分のあいだ、お休みします」
帰り道、シロクマを買った
夏の終わり
ある晴れた日に
A LONG VACATION 3日目
A LONG VACATION 2日目
A LONG VACATION 1日目
UFO
22時45分頃、約5秒間隔で点滅する謎の飛行物体が、ベガ~デネブの北側をひどくゆっくりしたスピードで東に移動して行った。あれは何だったんだろう。かなりの高度だったから、ペルセウス座流星群を観測していた人たちも気づいたんじゃないかな。で、肝心の流星は、空がかすんでいるせいもあって、今のところまだ1個だけ
そろそろ古い日本人
昼前、この辺りじゃ見かけない女の子がぞろぞろ店に入ってきた。おそらく隣国のツアー客。ここは喫茶店じゃないよ、コーヒー豆を売る店だよ、と言うと、それでいいの、とホットパンツのきれいな子が答えた。おすすめのコーヒーは?というので、人気のコーヒーをいくつか挙げると、それでいい、豆のままで。という。どこから来たの?と聞くと、ホンコンから、と。思わず、ジャッキーチェンがいるあそこ? と言うと、一同、そうそう、といって笑い始めた。言った後で思った。ジャッキーチェンって、まだ生きているんだろうか。彼女らにはちと古過ぎたかな
スイカの匂い
そのむかし、キュウリは夏を代表する野菜だった。キュウリが好きな人は夏が待ち遠しかった。そんなささやかな楽しみも今はない
一方、いうまでもなくスイカは夏の食べ物だ。なにせ原産国はゾウやシマウマがうれしそうに走り回っている、あの熱帯アフリカ。サハラ砂漠には見たこともない巨大なスイカがあちこちに転がっているという(信じないでください)
夏の楽しみは数え切れないほどあるが、例えば今日みたいな蒸し暑い夜に冷えたスイカを包丁で割る、という、どこか儀式めいた遊びもその一つ。包丁を入れる。その外観からは想像できない、鮮やかな赤が飛び出す。デュシャン→ウォーホル的芸術がふいにデジャビュするアーティスティックな瞬間(なんのこっちゃ)
しかし、肝心なのはややこしい芸術論ではない。ただ、目の前のスイカをおいしく食べる。それだけ。エランヴィタール。そこだよキミ

























