さらば愛しき夏よ

松田聖子のアルバムにPineappleというのがあるのだけど、このアルバムは夏の間だけiPodに入れ、秋になったら消してしまう

今年も夏の初めに入れておいたのだけど、今日、海沿いの道路を走っているとき、その中の一曲がやっとかかった。3000曲以上をシャッフルしているのだから、まあ、しかたがない。ちなみに、渚のバルコニーはこのアルバムに入っている

白い入道雲はまだ残っている。でも、ぼくの中の夏は終わってしまった

アイ スクリーム な 夏

今年の夏は暑かった。こんな暑い夏は記憶にない。暑いときは冷やすしかない。あのエイトマンは体内に内蔵された小型原子炉を冷やすのにタバコが必要だった。そしてぼくの場合、アイスクリームが必要なのだ。
森永チョコモナカジャンボ 140円。炎天下で食べていても、なかなか融けず、崩れないところがうれしい。二人の愛もこうあるべきだろう。

オハヨー乳業 ジャージー牛乳ソフト 170円。ちょっと高めだが、ソフトクリームの触感に肉薄。冷凍庫に保存していてもカチカチにならない。二人の愛もこうあるべきだろう。

※なお、ブラックモンブランはあいかわらず定番です。

奇妙な題名の本

おととい、某所でシロクマを食べた帰り、いつもの本屋に寄った。整然と並んだ書架の間を歩いていると、なんだか自分がインテリになったような気分になって、ちょっとうれしかった。ネットでamazonをうろついてもそんな気分にはならない。ヨッパライ某は珍しく新書コーナーに陣取り、なにかを探していた。ぼくは図鑑コーナーで魚の写真を眺めた後、いつものようにブルーバックスの書架で何かおもしろそうなのはないか探した。すると「科学者はなぜ神を信じるのか」という、奇妙な題名の本が平積みになっていてぎょっとした。ブルーバックスといえば自然科学を専門に扱った新書のはず。「科学者はなぜ神を信じるのか」なんて問いを立てた本を出すのは非常識とは言わないまでも変じゃないのか。深読みするなら、神を信じない科学者は科学者とは言えない、とも読める。そんな本が、こともあろうにブルーバックスから刊行されている、というわけで、さっそく買って読んでみた。

結果からいうと、これが意外にもおもしろかったし、勉強になった。予想した突飛な論述はひとつもない。物理学、特に、量子力学は哲学的でもあり、スリリングで興味深かった。ソルベイ会議のとき、ホテルで研究者たちが科学と神について語り合った様子については、一流の科学者たちの謙虚で誠実な態度に感動すらした。

以下、そのソルベイ会議部分の抜粋


ところで、この時のソルベイ会議は、量子力学をになう若手研究者たちが一堂に集まったという意味でも、特筆すべきものでした。ド・ブロイ、シュレーディンガー、ハイゼンベルク、パウリ、ディラックらの、錚々たるメンバーです。ある夜に、彼らのうちの幾人かがホテルのラウンジに残り、科学と神について語り合った模様をメンバーの一人のハイゼンベルクが書き留めた、実に興味深い記録が残っています。邦訳はされていませんので、私のつたない訳ですが、その抄録をご覧いただきましょう。

カニと戯れた午後

昨日の午後は、カニと戯れてました

レイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」に登場する、ゴーストクラブ(幽霊蟹)と呼ばれるカニ。とても足が速く、一人で砂浜に行ったときなど、いい遊び相手になってくれます。カニにしてみれば迷惑でしょうが

シロクマを食べて海に行った

ひさしぶりに街に出た

シロクマを食べに。

そしたら海の夕日が見たくなって

いつもの食堂の前にある海に行った。

お日さまが海に沈むのを見ようと待ってたら、浜辺のスピーカーが、6時になったら駐車場の門を閉めます。なんて言い出した

車に乗って、南に走り、

別の砂浜に行った

砂浜の貝殻が夕陽を反射して光っていた

サマーナイトの夕暮れ

そのTシャツ、ちょっと変わってますね。と、ぼくは言った

そうですか? ふつうですけどね。ところでこれ、夜、光るんですよ。ほら。 と、バイク少年は言った。

このバイク、ちょっと変わってますね。本田ですか? と、ぼくは言った

寄り道

閉店後、出し忘れた小包を抱えて郵便局に行った。いつものことだけど、長い行列ができていた。最近、この長い行列があまり気にならなくなった。年をとったせいかもしれない。待ってる時間にいろんなことを考える。こういう時間にしか浮かんでこない考えがあって、それを楽しんでいる。帰りに、数日前に見つけた店の前を通った。怪獣退治の専門家が、今夜も怪獣が来るのを待っていた

A LONG VACATION 3日目

そーゆーわけで長かった休みも今日で終わり。その最終日は朝から店にこもって仕事。つまり休日出勤。休みだけど仕事なのだ。仕事を終え、家に帰って恒例の冷やし中華を作成。これはアベックラーメンを使って作る、ぼく特製の冷やし中華。信じられないくらいウマい!と言われている

家に帰っても作業は続く。まずはキッチンの浄水器フィルターの交換。アンダーシンクタイプなので、シンクの下にもぐりこんで作業をしなければならない。子供のころ、こういう薄暗い場所にはあの黒い虫が潜んでいたものだった。その陰湿な記憶のせいで、今でもこういう場所に頭を突っ込むのは気が引ける。最近、さっぱり見なくなったが、どこに消えたのだろう。

作業はほかにも山積みだったが、いちいち書くのもどうかと思うので終わりにします

A LONG VACATION 2日目

本土最南端の駅にあるヒマワリ畑のヒマワリが咲き始めた、との記事がネットに上がっていた。台風のせいで明日は雨らしいし、ヒマワリもそろそろ見納めだろう、ってことでポットに熱いコーヒーを詰め、窓を全開にして海沿いの道路を南下した。外気温34度

ヒマワリは7分咲き、といったところ。週末には見頃を迎えそうだ。近くの踏切に行って、道路の向こうに見える海を確かめた。あそこに白い入道雲がモクモクって立ち昇っていたらサイコーなんだけどな

カツオの町にある美術館に行ってみようか、ということになり、車は西に走った。外気温35度。もちろん、窓全開。カーステレオからはドアーズのハートに火をつけてが流れていた。ふっ、熱いぜ。美術館は改修工事中で、展示作品も少なかった。気にしないけど。食事はいつもの干拓地にある食堂で、ちょびっと奮発してタカエビ定食にした。おいしかったです

よく行く海の堤防。台風のせいか雲の流れが速い

どこかでカキ氷を食べよう、ってことで、この付近に詳しいお客さんに電話して店を教えていただいたのだけど、満員で行列ができていた。山の上の道の駅でソフトクリームを買って食べた。これが意外とおいしかった