奇妙な題名の本

おととい、某所でシロクマを食べた帰り、いつもの本屋に寄った。整然と並んだ書架の間を歩いていると、なんだか自分がインテリになったような気分になって、ちょっとうれしかった。ネットでamazonをうろついてもそんな気分にはならない。ヨッパライ某は珍しく新書コーナーに陣取り、なにかを探していた。ぼくは図鑑コーナーで魚の写真を眺めた後、いつものようにブルーバックスの書架で何かおもしろそうなのはないか探した。すると「科学者はなぜ神を信じるのか」という、奇妙な題名の本が平積みになっていてぎょっとした。ブルーバックスといえば自然科学を専門に扱った新書のはず。「科学者はなぜ神を信じるのか」なんて問いを立てた本を出すのは非常識とは言わないまでも変じゃないのか。深読みするなら、神を信じない科学者は科学者とは言えない、とも読める。そんな本が、こともあろうにブルーバックスから刊行されている、というわけで、さっそく買って読んでみた。

結果からいうと、これが意外にもおもしろかったし、勉強になった。予想した突飛な論述はひとつもない。物理学、特に、量子力学は哲学的でもあり、スリリングで興味深かった。ソルベイ会議のとき、ホテルで研究者たちが科学と神について語り合った様子については、一流の科学者たちの謙虚で誠実な態度に感動すらした。

以下、そのソルベイ会議部分の抜粋


ところで、この時のソルベイ会議は、量子力学をになう若手研究者たちが一堂に集まったという意味でも、特筆すべきものでした。ド・ブロイ、シュレーディンガー、ハイゼンベルク、パウリ、ディラックらの、錚々たるメンバーです。ある夜に、彼らのうちの幾人かがホテルのラウンジに残り、科学と神について語り合った模様をメンバーの一人のハイゼンベルクが書き留めた、実に興味深い記録が残っています。邦訳はされていませんので、私のつたない訳ですが、その抄録をご覧いただきましょう。

カニと戯れた午後

昨日の午後は、カニと戯れてました

レイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」に登場する、ゴーストクラブ(幽霊蟹)と呼ばれるカニ。とても足が速く、一人で砂浜に行ったときなど、いい遊び相手になってくれます。カニにしてみれば迷惑でしょうが

サマーナイトの夕暮れ

そのTシャツ、ちょっと変わってますね。と、ぼくは言った

そうですか? ふつうですけどね。ところでこれ、夜、光るんですよ。ほら。 と、バイク少年は言った。

このバイク、ちょっと変わってますね。本田ですか? と、ぼくは言った

寄り道

閉店後、出し忘れた小包を抱えて郵便局に行った。いつものことだけど、長い行列ができていた。最近、この長い行列があまり気にならなくなった。年をとったせいかもしれない。待ってる時間にいろんなことを考える。こういう時間にしか浮かんでこない考えがあって、それを楽しんでいる。帰りに、数日前に見つけた店の前を通った。怪獣退治の専門家が、今夜も怪獣が来るのを待っていた

A LONG VACATION 3日目

そーゆーわけで長かった休みも今日で終わり。その最終日は朝から店にこもって仕事。つまり休日出勤。休みだけど仕事なのだ。仕事を終え、家に帰って恒例の冷やし中華を作成。これはアベックラーメンを使って作る、ぼく特製の冷やし中華。信じられないくらいウマい!と言われている

家に帰っても作業は続く。まずはキッチンの浄水器フィルターの交換。アンダーシンクタイプなので、シンクの下にもぐりこんで作業をしなければならない。子供のころ、こういう薄暗い場所にはあの黒い虫が潜んでいたものだった。その陰湿な記憶のせいで、今でもこういう場所に頭を突っ込むのは気が引ける。最近、さっぱり見なくなったが、どこに消えたのだろう。

作業はほかにも山積みだったが、いちいち書くのもどうかと思うので終わりにします

A LONG VACATION 1日目

第一日目は、いつものように墓掃除で始まった。すぐ近くにホース付きの水道蛇口があるので、夏は水遊び気分で楽しく掃除ができる。もちろん、近くに人がいるときは神妙な顔をして静かに水をかける。墓掃除を終え、続いて店の大掃除。焙煎機の排気パイプを取り外し、大きなブラシで中のススを掻き出す。

昼食はいつものように、近くの駅ビルでいつものラーメン。長い行列ができていた

帰り道、細い路地を歩いていたら、前方からルーフにプラネタリウムみたいなのをのっけた車が走ってきた。Googleって書いてある。もしやあの車? だとしたら写真を撮られてしまったぜ。しかもかなりアップで。今日はお化粧してなかったのに。やだわ

流星

風呂から上がり、風にあたろうと屋上に出た。空を見上げた時、すーっと、星が流れた。もっと流れるかも、と思い、ずっと東の空を見上げていたら、首が痛くなってきた。あと一つ流れたら部屋に戻ろうと決め、しばらく空を見上げてたら、流れた。あと一つ、と思い、じっと見上げてたら、ほんとに首が痛くなった。しかたなく部屋に戻り、こうして書いているところ。夏の夜はステキだ。おやすみ。

しあわせのスイカ

宇宙は広い。そのどこかにあるというスイカ星。この星では誰もがしあわせに暮らしているという。行ってみたいなスイカ星

今年もいただきました、ナントカスイカ。とてもおいしかったです。いつもありがとう ♪

すぐ怒る人

ネットのニュースを見ていたらおもしろい記事が見つかった。

「すぐ怒る人」は実際よりも自分が賢いと考えていることが判明

この題だけで、かなり笑える。
「すぐ怒る人」。これだけで十分におかしい。
「実際より自分が賢いと考えている」。この言い方にも笑える。
その内容を見ると、
ささいなことで急に怒りだしたり、何気ないことが逆鱗に触れて頭が瞬間沸騰してしまう人は世の中に少なからず存在するものです。人の「怒りやすさ」と「頭の良さ」の関連について調査した最新の研究からは、「怒りやすい人は自分のことを実際よりも賢いと考えている」という実態が明らかになっています。

この「という実態が明らかになっています」というところも笑える。

おかしくないって?  あ、そう