朝、庭に出たらスイレンが咲いていた。これは10年以上前、お客さんからいただいたもの。手入れもせず放っているのだけど、毎年この時期になると花を咲かせてくれる
梅雨時の楽しみって、あまり思い浮かばない。でもこの時期に咲く花は、なぜか愛おしくて、雨の日にぼーっと眺めてたりする
友人の家に遊びに行く途中、スイレンが咲いてる池に寄ってみた
最近リフォームした友人宅で昼食。あこがれのアイランドキッチン
10年位前、おもしろくて何度も繰り返し読んだ本があった。さっき棚を整理してたらその本が出てきた。暇だったので久しぶりに読み返してみたが、まるでおもしろくない。くだらない、とさえ思った。
どうしたのだろう。ぼくは変わってしまったのか。
1 老人になってボケてきた
2 成長した
3 別人になってしまった
分かる人には分かる話、その3
以下、植島啓司「愛・賭け・遊び 」61 西鶴置土産より抜粋
人間にとってもっとも怖いのは「不確かなもの」だ。わけのわからない痛みとか、どこからくるかわからない攻撃とか、いっさい何も見えない暗闇とかには、なかなか耐えられない。逆に、どんなに激しい痛みでも、「あっ、ちょっと胃が痛んでいますね、飲みすぎでしょう、いまお薬を渡しますから」とか言われると、たちまちのうちに治ってしまうのである。逆に、わけさえわかってしまえばそんなに怖いものはないとも言えるだろう。
われわれの人生には、つねに不確かなものとか理不尽なものが立ちはだかっていて、それらを片づけないと前に進めないようになっている。さて、そんな場合どうすべきなのか。
まともに考えると、われわれは不確かなものに対して、つねにもっとも合理的な処方箋はなにかと考えがちである。しかし、それはあまり効果的な対処法とは言えないだろう。それでは、つねに後手に回ってしまい、相手を凌駕することはできない。いろいろと振り回された後で、ぐちゃぐちゃにされ、落ち込んで、病気になったりするのがオチである。怪物には怪物で対抗せよと言ったのはたしかニーチェだが、不確かなものに対してはこちらも不確かでいるのがもっとも好ましいやり方なのである。
日中の最高気温が27度に達するようになると店のクーラーの出番だ。今年は例年とちょっと様子が違う。お客さんたちがマスクをしてやってくる。ぼくも初めて体験するのだけど夏場にマスクをしていると顔が熱い。苦しい。今年は熱中症でぶっ倒れる人が続出するに違いない。というわけで、今日、クーラーの試運転をした。
いつものことだが、ちゃんと動くかとても不安。20年以上使っているから、いつ壊れてもおかしくない。ヨッパライ某は「そんなに心配なら、さっさと取り換えれば?」という。リモコンのスイッチを入れる。ブーンと音がして、風が出てくる。第一段階クリア。しかし、いつまでたっても冷風が出てこない。昨年もそうだった。15分ほど経って、やっと冷たい風が吹き出した。やれやれ