0時前

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夜空の真ん中で、宝石のように輝いているのは木星。
山の上に、ごろんと寝そべっている大きなサソリ。
まだまだ寝るのは早いぞ、サソリ。
夏は始まったばかり。

知らなかった裏トトロ

さきほど、家族そろって遅い夕食をとっているときのこと。ぼくが娘に「ジブリで有名な久石譲の名前は、大好きだったクインシー・ジョーンズに由来してるんだって」という話をしていると、娘はそれをさっさと宮崎駿の話にすり替え、「じゃあ、裏トトロって知ってる?」と切りだした。ぼくは知らなかったのだけど、娘の話を聞いていると、それは都市伝説っぽくはあるけれど、妙にうなずける点が多々あって、ぼくはすっかり感心してしまった。食事を終え、ネットで調べてみたら、あるわあるわ、いくらでも出てくる。こんなに話題になってたのに、ぼくはマッタク知らなかった。もちろん、皆さんは知ってるのでしょうけど。
ちなみにぼくは「きょうの猫泉さん」って方の2007年06月15日のブログで裏トトロを読みました。

生え出づる悩み

ぼくは毎朝、鏡に向かって髭をそるのだが、どういうわけか今朝、「どうして男には髭が生えるのだろう」という、子ども電話相談室あたりに出てきそうな疑問が浮かび、それが頭から離れなくなってしまった。必要があるから生えてくるに違いない。でも、すべての人間に必要というわけではなさそうだ。女や子どもには生えないからだ。女や子どもには必要なく、オトナの男だけに必要ってことか。となると、フィメール・チョイスに係わる問題なのかもしれない。もしそうだとしたら、これは重大な問題だ。ぼくは何十年もの間、わざわざ女にモテないようにするために毎朝貴重な時間を割いて髭をそっていたことになる。髭をそらなかったら、ぼくの人生は大きく変わっていたかもしれないのだ。ああ、今頃気づくなんて。明日から髭を生やすことだろうか。

暑い午後

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カラマーゾフの兄弟をピンカラ兄弟の仲間と思っている人がいるようだが、それは誤りだ。二つは似て非なるものである。兄弟で思い出したのだが、ずいぶんむかし、テレビでこんな標語が叫ばれていた。「人類は一家、人類は、みな兄弟」。すばらしい標語だ。しかし、続いて「戸締り用心、火の用心」と連呼するのには首をひねらずにいられなかった。さて、今日みたいに暑いヒマな午後、カラマーゾフの兄弟を読んでいると、たとえば、こんな文句がサラリと出てくる。
「科学の中にあるのは人間の五感に隷属するものだけなのだ」
なんだ、定義的にあたりまえのことを言ってるだけじゃないか。でも、ぼくはクラッとくる。電気が流れる。言葉がぼくのスイッチをオンにする。文の流れでそうなるらしい。だれだって、自分のことは自分が一番よく知っている、と思いこんでいる。でも、それは違うんだよね。

四人目の客は客ではなかった

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今日、三番目の客は小学校の頃からの友人Yであった。
「明日から町内会の夏祭りをやるんだけど、俺はその係りでね。抽選の景品にコーヒーを出そうと思うんだが…。いい宣伝になると思うよ」
ぼくは何袋か適当に選んで彼に渡した。
「ありがとう。じゃあ、俺はシグリを100グラムもらおう」
景品分は売り上げにならなかったが、彼は自分用に一袋買って行った。とりあえず彼は客であった。
なぜだか分からないが、たいてい金曜日はヒマだ。ぼくはヒマなほうが好きなのだが、売り上げがないと生活ができない。人生とはままならないものなのだ。というわけで、ヒマだなー、ダレか来ないかなー、と思っていると、ドアの開く音が。四番目の客は高校の頃からの友人Sであった。彼は毎週金曜日に豆腐を持ってくる。彼は豆腐屋なのだ。
開口一番、彼は言った。
「寝ちょったとや」 (訳 : おまえは仕事もせず寝ていたのか?)
店にだれもいないと、彼はうれしそうに、必ずこう言う。他に言葉を知らないのだろうか。彼の嫁さんは美人で新聞のコラムを書くほどのインテリなのだが、彼は違う。この夫婦は日常、どういう会話をしているのか。彼は豆腐をぼくに渡すと、コーヒーも買わず、忙しそうに帰っていった。
いい忘れたが、彼の作る豆腐はとてもうまい。ぼくは彼の作る豆腐しか食べないことにしている。つもりだ。
ちなみに、こんなところで作っている。

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とうふ横丁
南九州市川辺町上山田374番地
0993-57-2512

火球

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夕方、屋上で月の写真を撮ろうとしていたら、突如、巨大な火球が南西の空に現れ、山の向こうに落ちていった。ぼくはカメラを手にしたまま、ポカンとそれを眺めていた。うーん、なんだかくやしい。ちなみに、7時45分ごろでした。

カラマーゾフの夏

きのうも暑かったが今日も暑かった。明日もきっと暑いだろう。つまり夏とはそういうものだ。ところで、夏になると、決まって読みたくなる本がある。それはカラマーゾフの兄弟、という本。不思議なことに、夏以外に読みたくなることはない。この本を初めて読んだのは、暑い夏、ガラガラ音を立てる古い扇風機の前だった。すごい作品だと思った。ぼくは猛烈に感動したのである。最近、わが家では省エネと健康を兼ねて扇風機が活躍している。しかし、去年あたりから急に調子が悪くなり、首を振るとき、ガラガラ音を立てるようになった。扇風機が音を立てるとどうなるか。そう、ぼくは、カラマーゾフの兄弟を読みたくなるのである。そういえば、新しい訳のカラマーゾフの兄弟が出ているらしい。ぜひ読みたいと思うのだが、全巻そろえると、けっこう値が張る。しかし、ウワサによると某F少年が購入した模様だ。早く読んでいただけるとありがたいなー、と思う今日この頃である。

jaws

明日は海に泳ぎに行く予定なんですけどね…
先週、その海に行ったとき、ハンマーヘッドが2匹、砂浜に打ち上げられていたんです。ここでは、こんなのが泳いでいるのか、と思い、かなりビビリました。噛まれなければいいんだけど。ぼくは魚を食べるのは好きですが、魚に食べられるのはイヤなんです。
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