夕日のあたる店

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今夜、BS2で「歌伝説 ちあきなおみの世界」の再放送がある。何度か放送されているらしいのだけど、ぼくはまだ見たことがない。あの「朝日のあたる家」も収録されているのだろうか。とても楽しみ。

時には甘い風呂もいい

店の屋上農園にコーヒー粕を捨てに行った。コーヒー粕は上質の肥料になるらしい。階段を駆け上がって屋上に出ると、農園の管理人が野菜の世話をしていた。粕を畑に撒き、帰ろうとすると、「靴箱の上にもらった入浴剤がたくさんあるから持って行け」という。階段を下り、踊り場の靴箱を見ると、紙の手提げバッグが置いてある。これか、と中を見ると、お汁粉のパックがたくさん入っていた。管理人は汁粉を風呂に入れるつもりらしい。ぼくは紙バッグを元に戻し、何も持たずに階段を下りた。はたして汁粉の風呂はどんな具合だったろう。

青シート

ときどき公園などに花の写真を撮りに行く。花が一面に咲いている風景は、とてもいいものだ。きれいな花が咲いているところを見つけ、カメラを構えると、花の向こうにケバケバしい青が見える。おばさんたちが青シートを広げて弁当を食っているのだ。弁当を食うのはかまわない。でも、できたら青シートはやめて欲しい。(希望)

おもしろうてやがて悲しき

目の奥が痛いのは古いフィルムを見すぎたせい。古いものはもう古い。はじめのうちは懐かしく、おもしろかったのだけど、だんだん妙にさびしく、悲しくなってきた。男心は複雑だ。そして今、いっそ、フィルムも日記も、全部ゴミ袋に詰めて捨ててしまおう、という気になっている。

20年以上前のブログその2

ぼくは日記を書く。なぜだろう。ずいぶんむかしからそうしている。さっき、古いフィルムをスキャンしながら、ふと思い立った。もしかすると日記と写真がシンクロしているのでは? さっそく古い日記を開いてみた。古い日記も、フィルムの箱に納めてあったのだ。調べてみると、かなりの確立で写真を撮りに行ったことを書いている。というわけで、これをブログ化してみた(ヒマなオレ)。下の写真は、その日に撮った、同居人F。なお、ホモダチではありませんので念のため。
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アパートの同居人Fと、その部屋
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ぼくの部屋でポーズを取る同居人F

揺れるまなざし

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昨日に引き続き、古いフィルムをスキャンしている。古い写真の中には、写っている人物がじっとこちらを見つめているものもある。もちろん今のぼくを見つめているのではなく、その時レンズを向けているぼくを見ているわけだけど。でも、時にぼくの心は激しく揺れる。頭ではわかっていても、止めようがない。
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午前中は某温泉に行き、外湯のすぐ下を流れている川のせせらぎを聞きながら、のんびり湯に浸かった。

20年以上前のブログ

先日いただいたスキャナーを使って、納戸の奥で静かに眠っている古いフィルムを揺り起こすことにした。一時間ほどかけて納戸の奥深くからフィルムの詰まった箱を取り出し、フタを開けると、やれやれ、ネガとポジがめちゃくちゃに投げ込まれていて、ひどい有様。その中から適当につかんで読み込んでみると… いや~コレは懐かしい。と、そこでぼくはひらめいた。これらの写真を使って過去のブログを作成したら…。で、さっそく試しに作ってみた。
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地図のない世界

今朝、深いもやの森で目覚めた。夢の続きのように。そこには得体の知れない不安が、木陰、丘の上、沼のほとり、あちこちで思い思いに小さな渦を巻いていた。ぼくはそれにかかわらぬよう、慎重に避けながらいつもの道を探した。地形は毎朝変化する。いつもの道はもやで隠され、はっきりしなかった。ぼくが眠っている間に、心のくぼみにたまった澱を何者かが舞い上げた。手立てはなく、もやの中をとぼとぼ歩く。