テレビに、お気をつけください

以下、田口ランディさんのブログ「自分の感受性は自分で守る」から
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知人のおおくまゆきこさんから、このような情報が送られたので共有したいと思いました。
以下、引用させていただきます。
◆◇「テレビに、お気をつけください」◆
*特にお子様、感受性の強い老若男女の方々。
というメールを臨床心理士の方から:
テレビで繰り返し繰り返し流される悲惨な映像は、非常に強い吸引力を持ちます(とかく最近のメディアは人々の不安をあおるのが特徴です)。人によっては催眠にかけられたようにテレビの前から動けなくなる人もいるでしょう。こうした映像に何度も何度も自分をさらすことは、何の役にも立ちません。
身体がだるくなったり、ボーッとしたり、涙が出てきたり、妙な罪悪感が湧いてきたり、不安状態にある自分に気づいたら、即刻テレビを消すか、必要なニュース速報のみが流れてくる全く違う番組にしてください。
***私たちが生きていく為に必要な情報が得られれば、それだけでいいのです!***
トラウマの渦の引っ張り込む力はとてもとても強力です。
サンフランシスコ大地震の時は、繰り返されるメディア報道が、人々にもたらすネガティブなインパクトは甚大だったといいます。
—————— 引用おわり
※元記事はこちらのようです

メソメソ君、再起動

やっと少し楽になった。まさかこんなに落ち込むとは。
原因は、あの凄絶な映像ではなく、ネットのニュースで見た、ある被災現場の描写だった。
その中の一節が瞬時にぼくを捕らえ、ぼくをその場所に立たせた。ぼくは、ぼくが見てはならない、あるものを目の当たりにした。
涙があふれだした。ぼくは感情の一部を遮断した。
今日は休みだった。空も晴れていた。でも、いつものようにドライブに行く気力はなかった。
顔を洗ってダイニングに下りていくと、ヨッパライ某が
「弁当を作ったよ、どこか行こう」と明るく言った。
ぼくは少し元気が出てきて、しばらくすると、どこに行くか考え始めた。あの海の近くの丘で、ウグイスの声を聞こう。そして海を見ながら弁当を食おう。
ぼくは車を走らせた。
行く途中の公園で、桜を見た。満開だった。
丘に上るとウグイスが鳴いていた。
ぼくらは凪いだ海を眺めながら弁当を食べた。
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タフでなければ

タフでありたい、といつも思うのだけど。
なかなか、そうはならない。
タフでありたい。でも、だからといって、鈍くなるのはイヤだ。
どこかの探偵が言ってた。
タフでなければ生きて行けない。
優しくなれなければ生きている資格がない。

プリンのようなプリン

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いいものをもらった。それはお菓子だった。下さった方は「ブログねたにでもどうぞ」とおっしゃった。どうやらそれは話題性のあるものらしかった。店で食べる時間がなかったので家に持ち帰り、夕食のあとで家族でいただいた。ぼくは言った。「これはブログねたにできるような有名なプリンなんだぞ」。しかし、だれも「知らない」と首を振った。ともあれ、みんなでいただくことにした。息子が叫んだ。ウマイ! 娘は、これはプリンじゃない、といいつつ、シアワセそうな顔でスプーンを口に運んでいた。ぼくも食べてみたが、たしかにフツーのプリンとは一線を画すものであった。いっしょに入っていたスティック状のチーズケーキも、みんな大変気に入った様子であった。しかし、残念なことに市内には売ってないらしい。まただれか持ってきてくれるのを待つしかない。というわけで、ここで売っているようです

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湖のほとりを歩いていた。たまに風の音がするくらいで、とても静かだった。ふいに大きな木が立ちはだかった。枝にカラスがとまっていた。カラスはじっとこちらを見ていた。いやな感じだった。そのとき、湖面を渡ってきた風が木を激しく揺さぶった。カラスはぼくの頭をかすめて飛んでいった。

バイバイ ガリュウバイ

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というわけで車は北へ向かった。ガリュウバイというのを見に行くためだ。しかし、ガリュウバイは既に店じまいの支度を始めていた。散り始めたガリュウバイを眺めながら焼きたての梅ヶ枝餅を食べた。
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帰りにあの池に寄ってみた。池沿いに植えてあるウメが甘い匂いを漂わせていた。
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