大きな木の下の人

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農園の真ん中に植えてある大きな樹木の下に、スナフキンみたいな帽子をかぶった女性が腰掛けていた。向こうを向いているので、どんな人なのか分からなかった。ずっとおなじ姿勢で、遠くの一点を見つめ続けている。興味をそそられたが、近寄りがたい緊張した空気があたりに漂っていて近づけなかった。

誕生ケーキは手作りがええな

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これは去る17日にぼくが焼いたヨッパライ某の誕生ケーキ。手作りの雰囲気を強引に演出しているのが見え見えなのが難点であるが、虚を衝いたアイデアが光る快作といえよう。
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こちらは同じく、今日いただいたヨッパライ某の誕生ケーキ。もちろん手作りであるが、ぼくのワザとらしい手作りケーキに比べると、さりげくて上品。だれからも喜ばれる輝きが備わっている。味はやさしく柔らか、愛のこもった温かい家庭の味である。
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風の夜

台風の影響なのか今夜は風が強い。開け放った窓から木々のざわめきが聞こえてくる。ずいぶんむかし、友人の家に泊まりに行ったときのこと。夜、電気を消して布団にもぐりこんだ。暗闇の中に、波の音がずっと聞こえていた。

元気です

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暑くなってきたせいか、カボチャは元気を増してきた。
そういえばアサガオの種を植えるの忘れてた。

夏が来た

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家に帰るとスイカが届いていた。熊本の親戚が毎年今頃になると送ってくれるのだ。ぼくはふと思った。となりの国ではスイカが爆発する事件が相次いでいるという。もし、となりの国の親戚がスイカを送ってくれた場合、ぼくはどうすればいいだろう。熟れ具合をみようとコンコンと叩いたとたん、ボカーーン! そのニュースは翌朝の新聞におもしろおかしく載せられてしまい、一部の人に定着しているぼくのシリアスなイメージが一瞬にして崩れ去る可能性がある。それは絶対に避けたい。しかし、となりの国には今のところ親戚はいないから心配は無用なのだった。