投稿日: 2011年8月3日 水曜日夏の幻聴 海に面した雑木林を歩いていたぼくは愕然として立ち止まった。 ま、まさかあの声は・・・ ツクツクボーシ ツクツクボーシ ツクツクボーシ ツクツクボーシ これはいわゆるひとつの夏の終わりを告げる禍々しい虫 思わずぼくは海に向かって大きな声でつぶやいた しねー
投稿日: 2011年7月30日 土曜日カニとタワムル いつも泳ぎに行く海に、猛烈に足の速いカニがいる。 ふだん、こいつは砂浜に小さな穴を掘って棲んでいる。 オレが穴に近づくと、そーっと穴から出てくるが、目と目が合ったとたん、えらいスピードで走り出す。オレは反射的に追いかける。 逃げるのを追いかけるのは男の習性だ。 しかしこいつは速い。音速に近いスピードで逃げまわる。 オレはムキになって追いかける。どこまでも追う。 そして必ずオレが勝つ。
投稿日: 2011年7月29日 金曜日カサブランカ 暑い日が続きますな。 それが夏ってもんです。 暑い夜にソーメンとか冷やし中華を食うのは 男のすることじゃない。これは逃避です。 闘わずして負けるのは男じゃない。 闘って負けるのが男です。 というわけで 暑い夜にはキムチ鍋。 汗をダーダー流しながら煮えたぎったキムチ鍋を食う。 それがダンディズムってもんですよ。
投稿日: 2011年7月27日 水曜日スローな夜にしてくれ お客さんが買ったばかりのコンデジを持ってこられたので、ちょっといじってみた。スゲエ。恐るべき進歩。何でも写る。ダイヤルをプラスにセットすれば未来が写り、マイナスに合わせると過去が写る。そういえば、むかしのSFにスローガラスというのがあった。そのガラスは光が透過するのに時間がかかる。光が向こう側に通り抜けるのに1時間かかるガラスだと、そのガラス越しに見る景色は1時間前のものになる。
投稿日: 2011年7月26日 火曜日最後に笑え 人は長く生きていればいつの日か悟りを得られるのだろうか。長く生きるほどますます分からなくなって、なんだ、結局なにひとつ分からないじゃないか、と、だまされたような気分になって腹の底から笑いがこみ上げてきたところでFinの白抜きがスクリーンに大映しになってお仕舞い、じゃないのか