その昔、新潮文庫の広告に「インテリげんちゃんの夏やすみ」というのがあって、そのコピーのうまさに唸った記憶があります。その10年後に出た「夏の頭は感じやすい」というコピーも秀逸ですね。いずれも糸井重里氏の作品。きっと糸井さんは夏が大好きなんでしょう。夏への思い入れがコピーににじみ出てますから。ところで「夏の頭は感じやすい」というコピー、夏が嫌いな人には逆に思えるかもしれません。ぼくはまったく同感なのですけど。最近、お客さんからお借りして読み始めた本が2冊あるのですが、どちらも夏の頭向きの本だなー、と感じてます。タイムリーに貸してくださったお二人に感謝!
羊の大移動
なにもないのです
A LONG VACATION 2日目

海に行こうと思っても空は曇っていた。人生とはふつうそんなものである。そんなわけで天文館にシロクマでも食いに行こうか、ということになった。

久しぶりの天文館。歩いて楽しかった。エスニックな店。シャッターの下りた建物。何屋さんなのか良くわからない店。

夏休みのせいか、よその県の人がたくさんうろついていた。さっそく、シロクマで有名な某店に行ってみたが、案の定、行列ができていた。しかたがないので某デパートで食べることにした。店のお客さんが、某デパートのシロクマもうまいよ、といっていたからだ。

某デパートのシロクマは高さが目立って低いのが特徴的だった。重心が低いので安定感はあるが、見映えに少し難があり、どのアングルから撮影しても今ひとつパッとしなかった。

上からほじくっていくと、アンコのかたまりが出てくる仕掛け

ヨッパライ某が注文したプチシロクマ。脱力系

デパートの屋上に行ってみた。予想外の賑わいに、ちょっと驚いてしまった。ペンキのはげた乗り物に子供が乗っている。昭和を髣髴とさせる風景だった



A LONG VACATION 1日目
メタ認知的午後の洗顔
イヌは洗い過ぎると自分の匂いが分からなくなって、自分がイヌである事を忘れてしまうという。今朝、ぼくは散髪に行った。散髪に行くとカミソリで髭をそられる。さすがプロだけあって、電気カミソリで自分で剃るのとはレベルが違う。剃ったあとの肌が赤ん坊のようにスベスベだ。午後、ぼくは眠気を払拭するべく顔を洗っていたが、ふいにその手が止まった。
「たしか、ぼくは男だったよな」
なんとなくマンデリン
変化
せみ
朝、車をとばして店に着くと、駐車場のケヤキでセミが狂ったように鳴いていた。セミは正気なのだろうが、人間から見ると狂っているように見える。セミに耳はないのだろうか。これだけやかましいと風流を解するぼくでも腹が立つ。キンチョールがあればシューッと吹きつけたい気分だ。と、そこに、近所の子供が網を持って現れた。頑張れ子供。しかし、どうみても君の網は短すぎるぜ











