14歳の出会い

村上春樹さんの、女のいない男たち、を読み終わってふと思った。自分の影を意識したのはいつだっただろう、と。この短編集に出てくる女性たちは、相手の女性に映し出された、主人公自身の中に棲む永遠の女性たちだ。物語はそれを強調するように描かれている。男に生まれた春樹さんがたぶんそうであるように、同族のぼくも、女性の、つかみようのない、あの人間離れした実体のなさに頭を悩ませている。つかみようがなくて当然なのだ。彼女たちは自分の中にある幻なのだから。(ユングの意見に従うなら)男たちは早めに作戦を変更する必要があるのだと思う。

スイッチオン

140511_01 やってきました、あの季節が。と、ゆーわけで、ドキドキしながらリモコンのスイッチをオン。なんでドキドキなのか、とゆーと、15年も使っているので、スイッチを入れてもシーンとしてるんじゃないかと心配しているわけです。でも、ちゃんと動いて冷たい風が出てきましたがよ。あーよかった。と、ゆーわけで、いつもの一句をば。

クーラー入れて夏がクラー

気になる木

140505_12 ドライブ先で、すてきな木に出会うたびに、よーし、いつかこんな木を庭に植えるぞ、と決心する。が、まだひとつも実現していない

そしてぼくになる

140502_01ここしばらく忙しくてカメラをいじるヒマがなかった。夕方、久しぶりにカメラを持って店の外に出た。ああ、これだ、この感覚。カメラの重さが心地よい。こうしてぼくはぼくになる140502_02 ぼくにとってカメラはエイトマンのタバコみたいなものだ

永遠のチャンピオンベルト

ぼくは君を呼んだりしない。
だから静かに眠り続けてくれ。ぼくなんか忘れて。
さびしくなっても、ぼくを呼んではいけない。
ぼくはもう会いたくないのだから。
それなのに。あれほど言ったのに。はぼくを呼んだ