そしてぼくになる

140502_01ここしばらく忙しくてカメラをいじるヒマがなかった。夕方、久しぶりにカメラを持って店の外に出た。ああ、これだ、この感覚。カメラの重さが心地よい。こうしてぼくはぼくになる140502_02 ぼくにとってカメラはエイトマンのタバコみたいなものだ

永遠のチャンピオンベルト

ぼくは君を呼んだりしない。
だから静かに眠り続けてくれ。ぼくなんか忘れて。
さびしくなっても、ぼくを呼んではいけない。
ぼくはもう会いたくないのだから。
それなのに。あれほど言ったのに。はぼくを呼んだ

深夜に呼ぶ声がする

今のところ自宅のパソコンは快調に動いている。いいことである。気になることはできるだけ少ないほうがいい。しかし、おととい一日中パソコンをいじくっていたせいで、パソコンが嫌いになった。しばらく遠ざかっていたい。でもそういうわけにもいかない。
昨夜遅く、DVDを焼く必要があってパソコンをいじっていると、どこかで「火事です、火事です」と叫ぶ声がする。時計を見ると間もなく午前0時。何事かと思い、屋上に上がってみると、火事です、と叫んでいるのは近くの某運動施設。目を凝らしてみるが、火の手が上がっている様子はない。20分くらいむなしく叫び続けていたが、やがて消防車がやってきて5分ほどで静かになった。機械の誤作動だったのだろう。

ブルー

140421_01 休日の朝、窓を開けると小雨が降っていた。ブルー
パソコンのスイッチを入れ、Windowsを開くと、Blue
クラッシュダンプを調べてみると
*** STOP: 0x00000024
*** STOP: 0x0000001a
原因にばらつきがある。おそらくハードウェアの問題だ。まあ、時々止まるけど、仕事用ではないし、このまま使っていこう。と考えていたら、スイッチを入れても立ち上がらなくなった。動かないパソコンは、ただの箱。困った。しかたがないので中を調べてみることにした。ホコリだらけのパソコンの裏で派手にとぐろを巻いているコードを一つ一つはずしていく。オーディオに凝っていた頃は、いつもこんなことをやっていた。スピーカーコードやピンコードで音が激変する、とかで。140421_02 パソコンをテーブルに載せ、ふたを開けて冷却ファンやヒートシンクにへばりついている綿ゴミを竹串で取り除き、掃除機をかける。昨年掃除したので、それほどひどくはなかった。目視した範囲ではCPU周りのコンデンサーも良質なものが使われており、膨れるなどの異常は見当たらない。とりあえずメモリーを抜き差しし(雨の日にブルーになることが多かった気がするので、もしかするとメモリーの接点にかみこんだホコリが湿気を含み、リークしたのかも、と考えた)、各デバイスのコネクターをチェック。10個以上あるUSBポートのうち、オンボードの5つを残して結線を外す。ほとんど使うことのない前面カードリーダーも同じようにする。そういえばこのカードリーダーは時々使えなくなることがあった。何か問題があるかも。とにかく無駄なデバイスは外したほうがいい。元通りふたをして、コードをつなぐ。電源スイッチを押すと…無事起動。というわけで、そのパソコンからこれを書いているのですが…そろそろブルーになるころかな~140417_08 庭のつつじ

P・R・E・S・E・N・T

140418_01店の電子レンジが黙り込んだのは枯葉の舞い散る秋の暮れだった。以来、ぼくの弁当はいつも冷えていた。秋の午後の冷えた弁当ほど切ないものはない。ぼくは一計を案じ、珈琲を焼く機械の上に弁当箱を載せ、少しでも温めようと努力した。しかしそれは倦怠期を迎えた男女の愛を少し上回る程度以上に温まることはなかった。140418_02 昨夜、ぼくは誕生プレゼントをもらった。それはミカン箱ほどもある段ボール箱だったので、それが密かに思い募っていたカメラでないことはすぐに分かった。箱の字を読むと、電子レンジ、と書いてあった。思えば、壊れた電子レンジも誕生プレゼントでもらったものだった。