夏の夜空

街明かりで星数は少ないのですが、久しぶりに望遠レンズを取り出して撮ってみました。
左から カリスト ガニメデ エウロパ 木星 イオ
(ガニメデとエウロパは重なってます)

土星 右下にかすかにタイタンが見えます

アンドロメダ銀河 三脚に固定して撮ったので星が流れてます。10秒露出

冬の底

夢から覚めて時計を見ると10時を回っていた。酒を飲んで寝ると決まって変な夢を見る。ベッドから起き上がり、カーテンを引くと青空が広がっていた

今日は冬至。冬のどん底。昨日届いたバッハのオルガン全曲CD12枚の中から4枚を大急ぎでリッピングし、カーステレオのメモリーにコピーした

潜水艦ノーチラス号にはパイプオルガンが装備されており、謎の人物、ネモ船長がそれを演奏する。ノーチラス号はパイプオルガンの荘厳な音色に包まれて深い海を潜航していく。一方、ぼくの車にはパイプオルガンはまだ装備されていない。しかし、冬のどん底の今日、ヴァルヒャの弾く重厚なパイプオルガンを響かせながら重く沈んだ空気の底を巡航するのだった

家に帰り着き、屋上でビールを飲んだ。やがて西の空が赤く染まり、一番星が光りはじめる。木星だ。しかし、近くにあるはずの土星がない。よく見ると木星のかたちが変。ダルマのように見える。というわけで望遠レンズで撮ってみました

A LONG VACATION 1日目

この日、多くの人たちがするように、積み重ねた石を掃除するため、花束を抱えて山の斜面に出かけた。石のまわりには草や苔が生えていていい感じだった。そこで、ぼくはこのままの方がいいと思う、と言ってみたが無視された

積み重ねた石の掃除を終え、店に向かい、店内の大掃除を始めた。機械に取り付けてある煙突やモーターを外し、中のススなどを取り除く。なかなか大変な作業だ

昼食は近くの駅で、いつものようにラーメン。いつもなら長い行列ができているのだが、行列はなく、空席もいくつかあった

ぼくはいつものように大盛り。ヨッパライ某は普通サイズ

作業が終わったのが3時頃。家に帰ってアイスキャンデーを2個食べ、コーヒーを3杯飲んだ

夕食は漁港近くのスシ屋で安い方のスシを食べるつもりだったが、予約の電話をすると、夜はテイクアウトしかやってません、と言われた。ヨッパライ某に、どこで食べようか、というと、ソーメン流しはどう? というので、そうすることにした。車を走らせながら、ふと気づいた。「昼も麺類だったぜ?」するとヨッパライ某は「あ、ほんとだ」と言った

ソーメン流しの帰りに山の上にある展望所に寄って星空の写真を撮ることにした。ヨッパライ某は車に残る、というので、ぼくは懐中電灯を持って一人で展望所に歩いて行った。展望所には外灯がなく、真っ暗で怖かったが、しばらくして女の子が流星群の写真を撮りにやってきたので、彼女と星や宇宙の話をしながら写真を撮った。彼女は宮沢賢治の銀河鉄道の夜を読んで宇宙が好きになったのだという。真っ暗だったせいで、彼女がどんな顔なのかもわからなかった

写真下の山は開聞岳。銀河の左の明るい星は木星と土星

梅雨は明けたのでしょうか

朝起きて空を見ると夏の雲がひしめいていた。おもしろい雲の写真が撮れるかも、と思い、カメラのレンズを取り替えて車を走らせた

でも、山を越えると大きな雲はほとんどなくなってしまった

外気温31度。それほど暑く感じないが、風の肌触りは夏

テラス席のあるレストランで昼食。近くでセミが鳴いていた

田んぼの向こうに海が見える

むかしの駅の跡。

写真なんか撮っていると、みるみる溶けて、どろどろ

家に帰り着き、屋上でクールダウン

日没後の北西の空。天気が良ければ、この方角にあの星が見えるはず

ヨッパライ某がバーベキューをしよう、というので、急遽セッティング

ネオワイズ彗星

真昼の金星は三日月だった

祝日にまつわる用事を済ませ、ドライブに出かけた。午前中は晴れていたのだけど、午後から薄雲が広がってきた。昼食後、空を見上げると、太陽のまわりに輪っかができていた

前から一度行ってみたいと思っていた施設に行ってみた。休館日と店の定休日が重なっていて、なかなか行けない

ドームに設置されている65cmカセグレン式反射望遠鏡。いいな~。これ、ぽっちい。係の人に、昨年、わが家の望遠鏡の鏡を洗った、という話をしたら、この望遠鏡の鏡も年に一度洗うんですよ、すごく重いです。と言って、取り外した鏡をのせる専用の台を見せてくれた。

ドームのスリットを開け、白昼の金星を視野に導入。あいにく空は薄雲が広がっていた。いくら高性能でも、これじゃ無理。半信半疑でアイピースを覗くと、そこにあるはずのない三日月が、うれしそうに手を振っていた。いや、それは三日月ではなく、金星だった

夜のミラーマン

夕食後、天体望遠鏡の主鏡と斜鏡を取り外し、洗浄を開始した。鏡というものは放っておくと曇ってくる。女性は曇った鏡に映した方が美しく見えるが、星はそのままの方がきれいなので、曇りを取る必要がある

洗浄前の斜鏡。膜が張ったみたいにくすんでいる

洗浄後

洗浄前の主鏡。ぼんやり曇っている。ぼくの心みたいに

家族が寝静まった深夜、台所に立って鏡を洗う男が一人

洗浄後の主鏡。洗剤を洗い流した後、シミを残さないよう精製水ですすぐ。乾燥後、光軸調整をやりやすくするため、鏡の中心にマークを入れる

月曜の月

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というわけで、今夜は月を撮ってみた。

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今日は休みだったので、のんびり楽しみながら望遠鏡の主鏡と斜鏡の光軸合わせをした。目視で調整したので、厳密には合ってないけど、像は見違えるほどシャープになった

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月の右に見えるのは木星。土星も撮りたかったけど、雲が出てきた