昨日やってきたお客さんは杖を突いていた。まだ若いのに。
どうしたの? と、ぼくは聞いた。
やっちゃったんですよ、ギックリ腰。
彼女は苦笑いした。
そうか、もうそんな季節なのか。
寒い朝、何も考えずガバッと起きるとギックリ腰に見舞われる。
気をつけよう。
小夏日和
butterfly effect
流星
風呂から上がって屋上で涼んでたら、オリオン座の右側を大きな火球が飛んだ。おうし座流星群が極大、とのことだったので、もしかすると、じゃんじゃん飛ぶかも、と思い、しばらく見つめていたが、なにも飛ばなかった。首が痛くなったので部屋に戻った。
そんな月曜日
夜、エアコンを買いに行く
わが家のダイニングの空調は30年前に家を建てて以来ずっと、夏は扇風機、冬は石油ストーブ。ぼくはそれが気に入っていた。物憂げに首を振り続ける扇風機、そしてストーブに載せたヤカンが止むことなく湯気を吹いてる風景。それらはゆっくり流れていた昭和の時間を思い出させてくれる。わが家は高台にあるせいか、夏は比較的涼しく、特にダイニングは真夏でもクーラーを入れたいと思うことはあまりない。昭和風情の生活はこのまま続くように思われた。ところが数日前、「ダイニングの石油ストーブを電気ストーブにしてほしい」とヨッパライ某が言いだした。灯油を運ぶのがきついのだと。そう、ぼくたちはいつの間にか年をとってしまったのだ。軽かったものが重くなり、近かったところが遠くなる。そんなわけで、今日、仕事を終え、店じまいしたあとで、近くの電気店にエアコンを買いに行った。
OFF
揺れて満月
チリからスペイン
仕事から帰宅し、部屋に着替えに行こうとすると、「ちょっと買い物に出かけてくる」とヨッパライ某が言った。「じゃあ、ついでにワインを買ってきて、プリンスデバオの赤」とぼくは言った。ここのところずっとチリの安いワインだったので、久しぶりにこれを飲みたくなった。テーブルに料理が並び、さっそく開けて乾杯しようとすると、「1000円だったよ」と言う。「へー、そういえばラベルがピカピカになってるね。中身も上等になったのかな」などと言いつつ飲んでみたが、いつもと同じ味がする。「あまり変わらないな、価格は3倍くらいになってるのに」とぼくは言った。あとで分かったのだけど、このワイン、今日は特売日で、3本で1000円だったのだ。ヨッパライ某には「3本で」という文字が見えなかったらしい。















