データのバックアップはこまめにやってますか?ぼくは定期的にやってます。レジストリの肥大が気になるほうなので、年に1回、リカバリーも行ってます。その際、重複しているファイルや、もう不要かな?と思えるファイルはどんどん捨てます。今、その準備中。そんなとき、奇妙な画像ファイルが出てきて、しばらく見入ってしまうことがあります。多分、だれかが掲示板に貼り付けたものを取っておいたのだと思います。クリックすると原寸大で表示されます。右の画像も、「5分間見続けると何か見えますよ」と、だれかが掲示板に貼っていったものです。おヒマな方は画像をクリックし、現れた画像を5分間、じっと見続けてみてください。
寝台の舟
ぼくがベッドを好きなのは、ベッドが夜の海に浮かぶ舟のようだからだ。ジャックマイヨールが闇夜のような深い海に潜るように、ぼくは小さな舟を暗い夜の海に漕ぎだす。ベッドに横たわると、やがて遠くから波の音が近づき、ぼくは指の先から青い海に染まっていく。
君はチョコベーを見たか
心を閉ざしていると迷い込む。心のフタは日に日に重くなる。気がつくと、どこもかしこもフタだらけ。フタを管理するのはむなしい。突然ぼくは思い立ち、フタを取る作業を始めた。ひとつめのフタは潜水艦のハッチみたいだった。深夜、友と一緒に長い呪文を唱えると、ハッチのハンドルが音を立てて回りだした。友と一緒にハッチの外に出た。空が明るくて目が眩んだ。青い空に自分の影が映っていた。
左23度に軌道修正します
朝起きると予想通り月曜日。外は曇っていた。気温は24度。とても眠い。シャワーを浴びたのが午前3時だった。オトコにしろオンナにしろ、親しい友とくだらないテーマで真剣に話していると、ふいに、小さな島影があらわれ、遠い水平線の彼方で揺らめくことがある。その島がどういう島で、自分に何をもたらすか、なぜかぼくは知っている。ぼくは左23度に軌道修正した。
気ままにイイ夜
仮に、ぼくにとってアレが一番オモシロイとすれば、深夜、気の合う友人とくだらね~話をするのは4番目か5番目くらいにオモシロイ、といえる。どういうことを話すのか。たとえば、オンナのパンツの色について400字詰め原稿用紙2~30枚くらい、大真面目に話す。今夜はDog-58さんと、映画を見たり音楽を聞いたりしながら、ウンコについて約一時間、延々と熱く語り合った。などと書くと本気で信じられてしまいそうなのがコワイ。ウンコにしろ人生にしろフリフリパンツにしろ、どれも同等に愛おしい。真剣に愛してやれば、向こうだって愛してくれる。バカみたいに愛することは、カンタンそうで難しい。そんなわけで、オンナにしろオトコにしろ、バカみたいなつき合いは続くのだった。
雨音
雨が降り出したのかな。
ぼくはお客様の肩越しに窓の外をうかがった。雨は降ってなかった。
あ、雨。
また外を見る。降っていない。おかしいなぁ。
理由は後で気づく。カウンターに座ってたお客様のせい。
彼女は髪をぬらし、いつも雨の中を歩いてる。
風
ひとりの人を理解するのに、どれくらい時間がかかるだろう。どこの国のことわざだったか忘れたが、自分を知るには一生かかるという。ぼく自身、自分を知らない。ただ、たとえば、なんとなく東に向かっているらしい、とか、明るいところを目指しているようだ、というようなことは解る。死んだ人はもう人ではない。人は静止できない。あてどもなく地上をめぐる風は空気だけど、瓶詰めの空気を風と呼ばないのに似ている。風を吹かせるものはなんだろう。人が森羅万象の一部なら、それが理解するということだ。
夢は夜開く
あいかわらずぼくはマヌケだった。きのう、調子にのって、ホームページのリニューアルオープンを1週間後と宣言してしまった。締め切りを設定すると、それがプレッシャーになる。ぼくはプレッシャーにヨワイ。昨夜も1時半まで、アーでもないコーでもないと頭をひねっていた。やれやれ。とりあえず、トップページは、このブログと同じように3ペインでいくことに決定。
表題の「夢は夜開く」は、エディタにDreamweaverを使ってるのでそうしました。
夏至
クーラーが効いてるので店の中はち~とも暑くなかったが、外はずいぶん暑かったらしい。昼ごろ、ぼくもちょっと外を歩いてみたら、タイルに反射した強烈な太陽の光に目が眩み、ヨロめいてしまった。ぼくが吸血鬼だったらサヨナラを言う間もなく灰になっただろう。実に切ない話だ。せめて、あの人とあの人とあの人には、さよならを言っておきたい。ところで、こういう日は決まってお客様が少ない。そこで、突然ぼくは一大決心をした。某珈琲店のホームページのフルチェンジに着手することにしたのである。5年以上ほったらかしのあのHP。あらためて見直してみると、いいかげんに作ったせいかケッコウ見づらい。よーし、たまには本気で仕事をしようじゃないか!
なーんちゃってね。
一週間後をお楽しみに。ウヒヒ
通せんぼ
薄暗い道を歩いているとき、ふいに見知らぬ装いの男が目の前にあらわれ、通せんぼする。彼はぼくの目を覗き込んだまま、にわかに微笑み、百年の知己のように語りかけてくる。本を読んでいて、おもしろい言葉に出会った瞬間がこういう感じだ。というわけで、いま読んでる詩集の中で出会ったおもしろい言葉を。
「人生の熱烈な瞬間において人が実感する思い」