mistyな雨の一日

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冷たい雨が降っている。景色が霧に煙っているのは、ぼくの家が高台にあるせいだ。ぼくはなにも考えずコーヒーをいれ、なにも考えず飲んだ。カップを傾けながら雨の庭に目をやると、ぼくの目は何か青いものを捕らえ、いつもの三倍の時間をかけて焦点を合わせた。
それは青い花だった。
ぼくの知っている雨の一日は、いつもこんな感じだ。
コーヒーを飲んで、雨の中で青い花を見る。そんな一日だ。
これを書いたら、某F少年から借りたmistという映画を見る予定。

玄関のサルガッソ

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写真はイトタヌキモという水棲植物の花。
今朝、玄関前の手水鉢に黄色い花を咲かせてました。
(手前の青いのは、ホテイアオイのつぼみ)
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この水草、小さいながらも捕虫嚢を備え、ミジンコなどを捕らえて消化する食虫植物。放っておくと、いくらでも増える繁殖力旺盛なヤツですが、なんと、絶滅危惧IB類(近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの)なんだそう。信じられないけど。
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写真はクリックで拡大します

秋風

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秋風が君の髪を梳く
ぼくは、甘いきもちでそれを見ている
風に愛される君
ぼくにはわかる
秋風のきもち

センチメンタルな夕暮れ

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屋上に上がってみた。
夕日が赤かった。
白い花が咲いていた。
ニラの花
小さな花は風にゆれていた。
ぼくは白い花と出会った。
そして別れた。
もう会うことはない。
花の命は短いから。

これもブツヨクか

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数日前、指宿の某温泉に出向き、ヒノキ風呂に浸かった。
すると、オレはこいつが無性に欲しくなった。
だれかオレにくれないか、ヒノキ風呂。

サイボーズ009

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お客様から頂いた手づくりのパン。
切り口が細胞みたいだったので、写真に撮りました。
題して、「ミトコンドリアパン」
硬くて、ずっしり重い。とてもおいしかったです。

残り5ページで

昨夜は遅くまで探偵ものの本を読んでいた。
深夜2時を回ったころ、ぼくは眠くなってきた。
あと5ページで完結。
しかし、ぼくはベッドにもぐりこんだ。
愛すべき探偵だったが、彼は終わり間近でぼくの手を離してしまった。

今夜のオレは

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This Masquerade
Are we really happy with this game we play
Looking for the right words to say
Seaching but not finding understanding any way
We’re lost in this masquerade
Both afraid to say we’re just too far away
From being close together from the start
We tried to talk it over but the words got in the way
We’re lost inside this lonely game we play
Thought of leaving disappears each time I see your eyes
And no matter how hard I try
To understand the reason why we carry on this way
We’re lost in this masquerade
私たちはこんなゲームをしていて本当に幸せなのだろうか
語るよりも語るべき言葉を捜すゲームなどしていて
いくら捜していてもお互いに理解しあう方法など見つけられず
私たちはこの仮面の海の中で途方に暮れてしまうのだ
結局のところ一緒にいても心と心は最初から遠く離れていた
ただその本当のことを二人とも恐くて口に出せなかっただけだ
私たちはそれについて何度も何度も話し合ったが
そのたびに言葉があいだに割って入って邪魔をした
この孤独なゲームの中で私たちは自分を見失ってしまうのだ
別れようかと思うが君の目を見るたびにその思いは消えうせていく
どうしてこんな関係を続けているのかと
いくら考えても答えは出てこない
ただ私たちはさらに深くこの仮面の海のなかへと迷い込んでいくのだ
以上、??O‰??y“k‘R’? さんのHPより引用
今夜はもう寝ます。コメントの返事は明日書きます。すんません

ペーパーフィルターみたいな

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ペーパードリップは、注ぐ湯の温度や量をきちんと押さえて淹れないと、うまい珈琲は抽出できない。それにくらべ、金属フィルターを用いたドリッパーは、かなりアバウトに淹れてもそれなりにウマい珈琲ができる。
夕方いらした若い女性と金属フィルターで淹れたコーヒーを飲みつつ、ぼくはそんな話をした。そしていつものように余計なことを言った。
ぼく  つきあうなら金属フィルターみたいに、許容量の大きな男がいいよね。
女性客 いいえ、私はペーパーフィルターみたいな男性がいいわ。
ぼく  ?

今日のA氏

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お昼すぎ、常連のA氏が現れた。気のせいかもしれないが、当店にいらっしゃるお客様は一風変わった方が多い。中でもA氏はその先頭を常に独走し続け、他を寄せ付けない。これはできそうでできない稀有な才能だ。で、彼は何のために来たかというと、もちろん、コーヒーを買うためだったが、それよりなにより、先日ぼくが出た某TV番組をタマタマ見て、番組でのぼくの態度が他の珈琲屋よりマヌケだった、と、その感想をわざわざ述べにきたのだった。ぼくはその番組を見てないので、どういう具合なのか分からないのだが、ふつうの人が変だといえば多少気になるものの、A氏がいくら変だと騒いでも、まるで気にならなかったのは言うまでもない。同席していた「そううつだもの」のあやさんは、彼の変人ぶりがさほど気にならない様子で、彼が熱く語る「霧島の某所にある色っぽいウサギの像に、ぼくは欲情してしまった」という異常な話をとても楽しそうに聞いていた。ぼくはいつも不思議に思うのだが、彼は意外と女性に人気がある。