夏の終わりはピカソだった

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市立美術館で開催しているピカソ展も、あと一週間でおしまい。見に行きたいけど、休館日がぼくの休みと同じ月曜。そこで、なんとかしてほしい、と美術館に交渉してみたところ、じゃあ、8月30日の月曜だけ特別に開けてあげましょう、ということになった。というのはうそだけど、とにかく今日は月曜なのに開いていた。
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近くの地下駐車場に車を止め、地上に出ると、西郷さんが待っていた。美術館はこの銅像の後ろにある。ぼくには絵を見る目がない。でも好きな絵はある。マチスの絵を見ると、なぜかうまい珈琲が飲みたくなる。ピカソは良くわからない。キュビズムとかではない、ふつうに描いたのは好きだ。特に、暗いムードのものが好み。暗いといえば、当美術館に常設されてるルオーの作品がいい。同行したヨッパライ某に、今回、もしお金があったら買いたい、と思う絵はあった?と聞くと、二枚かかっていたジャスパージョーンズのうち、右側のが欲しい、と言った。そうか。でもぼくはやはりマチスがいい。あれを見ながら珈琲を飲んだり、うまい魚料理とか食べたらしあわせだろうな。ルオーもいいけど、見ていて食欲が湧いてくるようなことは起きそうもない。
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美術館を後にし、天文館の某ウナギ屋でヨッパライ某はうな丼、ぼくはうな重を食べた。ぼくはうな重が高級でうな丼はふつうなのだと思っていたけど、価格も中身も同じだった。某デパートに大きな本屋ができた、と聞いていたので見に行った。エスカレーターを上がっていくと、本特有のニオイがし始めた。すごい数だ。欲しかった本があったのを思い出し、検索機で探してみた。それは宮本常一の忘れられた日本人という本。すぐに見つかったが、高いほうだった。ぼくは安いほうが欲しかったのだけど。
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屋上に出てみると草が生えていた。ヨッパライ某がシロクマを食べよう、というので、あの店に食べに行った。今年初めてのシロクマ。そして、たぶん最後のシロクマ。

7段圧力プラチナ真空釜

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ネットで注文した電気釜が届いた。上に載っているのは同時に注文した米研ぎボウル。7段圧力のプラチナ真空釜。意味不明。でも、なんか強そう。
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箱から出してみると宇宙船みたいな流線型ボディ。なんか、しっくりこない。変な感じ。
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ぼくの知ってる正統的な電気釜はこんな感じ。

電気ガマを買う

電気ガマを掃除してたら壊してしまった。買いに行くのもめんどうだし、ネットで買うことにした。価格コムで調べてみると、売れ筋ランキング1位はパナソニックの製品で、最安値は65,367円。ぼくは一瞬、桁を見間違ったかと思った。電気ガマなんて5000円くらいのもんだろうと思っていたのだ。60000円もする電気ガマなど買う気はサラサラないのでランキング2位を見ると、それは象印の「極め炊き」という製品で23,793円であった。それでもぼくの常識から見れば派手に高い。米を炊くのに何でそんなに金がかかるのか。腑に落ちない。そこで謎を解くためにメーカーのページを見てみることにした。すると、科学を駆使したようなめんどうな解説がズラズラ書いてある。いわく、真空釜の内側にコーティングしたプラチナナノ粒子の作用で釜内の水質が弱アルカリ性に変化します、とか。ほう、プラチナナノ粒子ね、で、それなんなの、などとぼくは思いつつ、最後に書いてある希望小売価格に目が行った。え、57,750円もするの? それはぼくの思考回路に微妙な変化をもたらした。57,750円が23,793円なら安いんじゃないか。ぼくはそれ以上深く考えるのを停止し、購入のボタンをクリックした。

鈴虫の声

時計は12時を回ろうとしている。今夜こそは早く寝ようと思う。窓を開けると、向かいの空き地から鈴虫の涼しげな鳴き声が聞こえてくる。これを聞きながら眠りたいと思うのだが、外は桜島の灰が舞っている様子なので、窓を閉めて寝るしかない。

幻の夏

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見たことのない夏がやってきて、ぼくの知らない言葉で、なにかつぶやいて帰って行った。ぼくの夏は、青い空に白い雲の浮かぶ遠い景色の向こう側から、いつもやさしく手を振っている。