黄昏の二人

ぼく : ぼくたちの年を一日の時間で表すと夜だろうね、日はとっくに沈んでる。

客(推定年齢80) : いや、まだ沈んでない。山の上で輝いている!

平凡な一日

早朝4時15分。北東の低い空、北斗七星の右下に見えたレモン彗星。月明りと朝モヤのせいで肉眼では全く見えない。

午前中、ヨッパライ某と娘を連れてヨッパライ某の母のいる施設を訪問。そのあと娘をJR駅に送り、ヨッパライ某は映画「国宝」を見に出かけ、ぼくは家にこもって新しいパソコンのセットアップ。なんだか平凡な一日であった。
写真は横浜美少女からもらったナポリタンレトルトを使って作ったナポリタン。懐かしい昭和の味でした。

ソロモンの指輪

娘が帰ってきたので、久しぶりに家族4人、そろって夕食。みんな元気、のはずだったが、娘は近頃どこかで食べたジビエ料理にあたったそうで、いつもの半分しか食べなかった。その娘が「これ知ってる?」と本を差し出した。「ああ、もちろん知ってるさ」と言いたかったが知らなかった。
「おもしろかったよ~」とのことで、箸をおいてパラパラとページをめくってみる。なかなかおもしろそう。動物行動学の日高敏隆さんの書いた名著「チョウはなぜ飛ぶか」と同じで、現場に赴いて鳥(シジュウカラ)を観察し、実験しながら検証していく。書いた人は鈴木俊貴という人で、東京大学准教授、動物言語学者なんだそうだ。動物言語学者、なんて初めて知ったので、ネットで調べると、


「動物言語学者」は、主に鈴木俊貴氏を指します。鈴木氏は、シジュウカラの研究で世界で初めて動物が言語能力を持つことを証明し、動物言語学という新しい学問分野を創設した第一人者です。


なんだそうです。へぇぇ~~!

Windows10のサポートが切れるらしいので、15年使ってきた自分用のパソコンを新調することにした。仕事には使わないのでWord、Excelは入っていない。インストールするのは画像編集ソフトと天体観測アプリくらい。

再生パソコンは9980円だった

そろそろ店のノートパソコンをWindows11マシンに替えなきゃ、ってことで熱帯雨林に注文したパソコンが届いた。
店用のパソコンはWordとExcelとメールソフトが使えてネットが閲覧できれば十分なので、MS Office入りの再生パソコンをチョイス。9980円。傷も汚れもなく、ちょっと離れて見ると新品同様。なおスペックは以下の通り。

Win11 Pro
Core i3
SSD128GB
メモリ8GB
MS Office
DVD-ROM

とりあえずパーテーションを切り、80GBをシステムドライブ、残りをデータ用に割り当てた。

蜃気楼

車を走らせてたらヨッパライ某が「ヨネツケンシって知ってる?」って聞いた。名前は知ってる。とぼくは答えた。宇多田ヒカルと歌ってる曲があるから、それをスマホに入れてほしいんだけど

家に帰ってiTunesストアからダウンロード。調べてみるとこの曲はチェンソーマンというアニメ映画のエンディングテーマだそうだ。チェンソーマンって何?というわけでPrimeVideoで見て学習。意外とおもしろい。途中、主人公が女性上司にこんなことを打ち明ける。

俺はずっと追いかけていたもんをやっとつかんだんです。でも、いざつかんでみると、そんなもんは俺が思っていたより大したことなくて。
もしかしたら、これから俺がまた何か違うもんを追いかけてつかんだ時も
「追いかけてた頃の方が幸せだった」
って思うんじゃねえのかって・・・


既視感があった。それは先日読んだサンテグジュペリの「人間の土地」のワンシーン。テグジュペリは砂漠の真ん中に飛行機を不時着させ、飲み水もほとんどないまま蜃気楼に惑わされつつ砂漠をさまよった。以下、そのシーンから。


やはり西方にあるのはすべて人を欺く幻だった。僕は立ち止まり、今度はまっすぐ北に向かう。北方は少なくとも海の歌声に満ちているはずだ。ああ!あの頂を超えれば、地平線が広がっている。この世で最も美しい町が現れる。
「それが蜃気楼だってことはよく分かっているだろうに・・・」
そうとも、よく分かっている。それは蜃気楼だ。誰も僕を騙せはしない。だが、もし僕が蜃気楼に向かって突き進むことを望んでいるのだとしたら?希望を抱くことを望んでいるのだとしたら?

ある水曜日の午後

時折小雨のぱらつく水曜日の午後、前触れもなく横浜美少女がやってきた

おみやげ。いつも変なものを持ってくるので「脳ミソのせんべい」かと思ったが、よく見るとパスタソースらしかった

飲んでるのは砂糖もミルクも入ってない濃い目のフレンチ。苦いだろう?って聞くと、おいしーい!とのことだった。そうか、母親と同じか。彼女の人生はこの先どのように展開していくのだろう

A LONG VACATION 3日目

メガネの度が合わなくなったから新調したい、と、ヨッパライ某が言うので、海の近くのショッピングモールに出かけることになった。モール内のメガネ屋が開くのが10時。出かけるまで時間があったので、今では使っていないデジカメの電池を充電することにした。

リチウムイオン電池は容量が空のまま保存すると使えなくなることがあるので、ほとんど使っていないデジカメの電池も2~3年おきに、ある程度充電することにしている。

今は使っていないコンデジをいじっていたら、ちょっと懐かしくなって、今日はこのカメラで遊んでみよう、って気分になった。

電池を入れて日付を合わせる。後で気づいたのだけど、今日の日付を間違って9月13日にしてしまっていた。画像の日付が未来の日付になっている。ぼくは未来の写真を撮ってしまったのだ。

昼食をモールで済ませ、家に帰って一休み。カメラの日付も合わせなおした。

解像度が低いせいか、ちょっと昔の風景に見えて懐かしい

今日使ったカメラ