あおぞら

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朝からずいぶん空が青い。青すぎて、なんだか感傷的な気分になってしまう

Because the sky is blue
It makes me cry
Because the sky is blue

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そういうわけで青い空の下を南に走り、そうめん流しに行ってB定食を食べた。いつかは鯉のあらいが付いた300円高いA定食を食べたいけれど、もう無理かもしれない。ぼくに残された時間は少なくなってきた

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帰り道、遠くの海が見える場所に寄ってみた。台風一過のせいか、屋久島をはじめ、ずいぶん遠くの島々が見渡せた。ふと同伴者のだれかがつぶやいた。むかし、ここで崖から落ちて手と足を骨折した人がいたよね

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山の上の公園にも寄ってみた

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白い花がたくさん咲いていた

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時にアッシーくん

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遅い夏休みをとって帰省していた娘を空港に送ることになった。ぼくはどこかに写真を撮りに行くつもりだったのに、娘が「あたしを空港に送るついでに、みんなでどこかで食事をしよう(はぁと)」と勝手に決めていたのだ

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しかたなくぼくは地図を広げ、家族で楽しめそうな食事処を探しはじめた。すると、いつものようにナイスなアイデアが浮かんでしまった。空港近くの山で、そうめん流しをやってるところがあるのを思い出したのだ。ふっ、せっかくだから帰る前に鹿児島らしい気分を味わわせてやろうじゃないか。その夜、念のため、何が食べたい?と、娘に聞くと「うどん、そば以外!」という。なんだか悪い予感がして、じゃあ、そうめんは?と聞くと、今日、友達とそうめん流しに行ってきたからいらん。という

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時間をかけて詳細に段取りを組んだのに、すべてパア。気を取り直し、前日お客さんから聞いたおすすめの店を再び検討しはじめた。店を決め、ルートをナビに転送し、ホッと一息

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そして今日。空港方面に車を走らせながら、古い駅とか興味ある?と娘に聞くと、ないこともない。というので、そこに寄ることにした。この駅で売っているカレーはすごくうまいんだぜ。と言ってみたが、だれも反応しなかった。駅舎には一眼レフをぶら下げたカメラ女子がたむろしていて、ちょっとびびった

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食事は大好評だった。ぼくがトイレに行ってる間に、みんな好き勝手なものを注文し、同じものは一つもなかった。ぼくは一人キッチンでフライパンを振り回しているシェフを気の毒に思った

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食事の帰り道、カキ氷を売っている店があったので、そこでおそらく今年最後となりそうなカキ氷を食べた

夏のリフレイン

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昨日ニュースで言ってた。今日は夏休み最後の日曜日です

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朝起きて思った。もしかすると今日は夏休み最後の月曜日かも

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夏休み最後の月曜日は一年に一度しかない。夏休み最初の月曜日が一年に一度しかないように

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なんとなく魚フライ

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あこがれていた朝があった。学生のころの話。眠い目をこすりながら明るい窓のテーブルにつくと、白い皿に装った、トースト、スクランブルエッグ、カリカリに焼いたベーコン、スープ、レタスのサラダ、そしてコーヒーが、それぞれ芳ばしい匂いを競っている。ぼくはスクランブルエッグにパイナップルビネガー入りのケチャップをたっぷりかけ、それをスプーンに取ってトーストにのせる

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休日の朝。遠くで雷が鳴っている。やがて雨が降り始める。雷もすぐ近くで鳴りだす。時計は12時を回った。どこかで昼食にしよう

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アップダウンの続く山道を走っている。フロントガラスをぬらす雨。魚フライでも食べようか

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海に面したレストランの小さなテーブル。雨が小降りになってきた。窓から見える水たまりの模様でそれがわかる。

海。雨は止んでいるが、どこにも晴れ間はない。でも空が青い

シロクマを食べようと港町の某ジャズ喫茶に向かう。今日は開いているはずだ。駐車場に車を入れる。入り口に張り紙が見える。「当分のあいだ、お休みします」

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帰り道、シロクマを買った

白い一日

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いつもはいくら暑くてもエアコンなしで車を走らせるのだけど、あまりに暑いので窓を閉め、エアコンのスイッチを入れた。車外の気温は場所によっては36度を示していた。1時を回ったころ、海の見える食堂に車を止め、魚料理を食べた

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予報では晴れだったが、地表に靄がかかり、青空はほとんど見えなかった

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カラスウリの花が満開

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独特の風情がある。庭に植えてみたい気もする

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アンポンタンソフトクリーム。ほんのり苦みがあって、おいしかった。写真を撮っているうちにみるみる溶けて、手がべとべと

ひまわり、夕立、蝉の声

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夏が来た。麦わらをかぶって、いつものようにヒマワリに会いに行く。「今年もよろしく」

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海。夏の海。子供は泳いでいたが、まだビキニのお姉さんはいなかった

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打ち上げられた大きな赤い電球。変な貝が付着している。長い時間、海を漂っていたようだ

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エネルギー補給

滝のそばも山の上も暑かった

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今日は海の日だったので山に向かった

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東洋のナイアガラと、呼ばれているらしい滝。滝の向こう側にあった橋は完全になくなっていた

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滝の近くの茶屋でウナギを食べた。ここの鯉の味噌汁はとてもうまい

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いつものように発電所跡にも寄ってみた。今日は沈んでなかった

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セミの抜け殻。おそらくニイニイゼミ

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山の上の美術館に行ってみた。ちょうど、作家2人によるギャラリートーク「中島信也と森本千絵の森の中のおはなし」が始まるところで、TVCMができるまでの話を興味深く聞くことができた

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木の根っこから電話の受話器がぶら下がっている。耳にあてると人の声が聞こえるが、こちらから話しかけても完全に無視される

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松任谷由実のオリジナルアルバム「宇宙図書館」のジャケット・アートワークに使われた本棚のセット。この前に立つと俄かに空間がゆがみ、時空を飛び越えることができる

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また会えたね

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頭痛は思い出したころにやってくる

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朝起きて時計を見ると10時だった。昨日から原因不明の頭痛に取りつかれていたので、今日はどこか近いところで昼食にしよう、ということになり、山を越え、海の近くの食堂に向かった。途中、水草の花が咲いている池に寄ってみた

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海辺の食堂で魚フライを食べた。海を見ながら走っているうちに頭痛の事は忘れてしまっていた。とてもおいしかったので、いつものようにご飯のお代わりをしたが、食べ終わってふと頭痛の事を思い出し、再びひどい頭痛に取りつかれてしまった

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海辺を歩いているうちに頭痛の事は忘れてしまっていた。波打際で小さな子供が水遊びしていた。初夏の遠い記憶を呼び戻す切ない光景

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BGMは波の音だけ

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家に帰りつくころ、頭痛がぶり返し、ベッドに倒れ込んで今まで寝ていた。今夜、眠れるだろうか

砂の惑星 その2

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天気がいいので安い寿司でも食おうと思い、山を越え、コンビニの交差点を左にに曲がっていつもの漁港近くの店に向かった

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安い寿司を食べるつもりだったが、日替わり定食がカマスのフライだったのでそれにした。昼食後、近くのスーパーでタカエビとミズイカを買った。今夜はイカの刺身とイカ墨のお汁だ

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帰りに砂の惑星に寄ってみた

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レイア姫とルーク スカイウォーカー。ではなさそう

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時間の海

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近くの公園にバラを見に出かけた

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バラの匂いの風に吹かれながら歩いていたら、遠いむかしの記憶が昨日のことのようによみがえってきた

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バラを揺らす風が気ままに記憶のページをめくる。その日、ぼくは目くるめく日差しの中を一人歩いていた。なにかを忘れようとしていた

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見晴らしのいい店に車を走らせた。緑の山道をくねくね走っていると、やがて左手に見えてくる

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ソラマメのキッシュとアスパラガスのキッシュ。すばらしくおいしかった

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山を下りて海沿いの道をしばらく走り、交差点のコンビニでコーヒーを買って、海岸に車を止めた

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潮が引いて陸と島がつながっていた。島に渡って行く人たちがいた。ぼくは買ったばかりの靴が砂まみれになるので行かなかった

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水上機の残骸。錆びない材質らしく、時間の海に溶けることができない