海を左手に見ながら海岸線を南に下った。黄砂が降っているのか、景色は白くかすみ、空はミルク色に煙っている。昼食は怪獣池のパン屋でシカゴドッグとコーヒーのセットを注文
少し足りなかったのでチーズドッグとケーキを追加
イッシー君は引越し中
近くの植物園を散歩
ジャカランダはまったく咲いてなかった
昨夜はビール片手に暮れなずむ空をいつまでも眺めていた。やがて星が一つ、二つと輝き始め、何か新しいことが始まりそうな予感がしたのだった。宇宙は途方に暮れるほど広く、めまいがするほど深い。ちょっと寒かったが、いい気分だった。そんなわけで今日は久しぶりに宇宙人に会いに出かけることにした
彼らが母船から脱出するために使ったライフポッドは錆にまみれてはいるものの、まだ同じところにころがっていた
いつの間にか彼らが飼っている宇宙犬がぼくを嗅ぎつけて近寄ってきた
なんだ君か。林の奥から宇宙人がやってきて言った。といっても、声に出して言うのではなくテレパシーで言うのである
久しぶりだな、と、彼は言い、熱いコーヒーでも淹れよう、と言った
今日は定休日。目覚ましは鳴らない。目覚ましは鳴らなかったが7時前に目が覚めて、なんだか損した気分。ヨッパライ某が髪を切りたいというので、散髪屋に車を走らせた。
ヨッパライ某を散髪屋の前で降ろし、動物園の手前にあるバラ園に向かう。
雨に煙るバラ園。向かいの動物園から正体不明のケモノの叫び声が響き渡り、ちょっとビビる。やぁね
いつものことだけど、バラの匂いを嗅ぐと脳のどこかが刺激され、タイムスリップしそうになる。
バラ園を後にし、ヨッパライ某を拾って山を越え、いつもの漁港近くのスシ屋に向かった。時間に余裕があったので、近くの丘に登り、海を見ようとしたが、雲に包まれて何も見えなかった。横殴りの雨のせいでズボンと靴はビショビショ
安い方のスシ定食を食べるつもりだったけど、日替わりがアラ炊き定食だったのでそれにした。とてもおいしかったです。880円。
帰りに海沿いの公園に寄った
土手の白い花はシャリンバイ
今日は三ヶ月に一度の歯のメンテナンスの日。ぼくは思う。男にとって髪の毛はとても大事だが歯もかなり大事だ。技工士のお姉さんは歯を一通り検査した後でいつものように言った。歯は何分くらい磨いてますか? 以前、3分、と言ったら笑われたので、2分と言ってみたが、やはり笑われた。
朝起きたらテーブルにピクニック用の弁当が作ってあった。明日は天気がよさそうだから、どこかで花見をしよう、って昨夜ぼくが言ったのだ。弁当はぼくが作るつもりでいたのだけど、ヨッパライ某が朝早く起きて作っていた。ぼくが作ろうと思ってたのに、と言うと、あなたのはおいしくなかったから、と言った。
歯医者を済ませ、海岸通りを南に走った。海に面した山を上り、満開の桜の木の下にイスを並べ、弁当を広げる。フタを開けると、使っている具材は同じなのに、ぼくが作ったのとはまるで別物。時々花びらが落ちてきて弁当に淡いピンクのアクセントをつけてくれる。平和だね、とヨッパライ某がつぶやいた
マヨネーズべっとりの魚肉ハムもちゃんと入っていた
家に帰り着いて屋上で乾杯。風はまだ冷たいけど、feel so good
昨日の困難な作業で普段使わない筋肉を使ったせいか夜中に何度も足がつって眠れなかった。朝、ヨッパライ某を病院に送った後、駐車場でいつのまにか寝てしまった
一週間分の買い物を済ませ、どこかで昼食をとることにしたが、眠かったのであまり遠くには行きたくなかった。というわけで車で半時間ほどのところにある峠のソバ屋に向かったが、着いてみたら定休日。仕方ないので、その先にある道の駅で焼肉定食を注文。
山の中にある、川の流れる静かな公園をブラブラ。川ではカジカが鳴いていた。
川のたもとに植わっている山桜はとっくに散っていて、なんだか寒々とした気分になった。園内のソメイヨシノは二分咲きといったところ。週末には見ごろを迎えそう
コブシがほぼ満開
ヨッパライ某を病院に送った後、近くの海に向かった
海は砂だらけ。ぼくの人生もそんな感じだ
隕石が落下してクレーターができていた
再び病院に向かってヨッパライ某を拾い、二週間以上遅れて梅が咲き始めたという神社に向かった
拝殿の河津桜が満開
悩み過ぎて枝が曲がってしまったという。ぼくも気を付けなければ
ここは引力が強いので木の枝も地面を這うように伸びていく
時折雨がぱらついていたが、木の下で弁当を広げている人もいた。梅は八分咲きといったところ。甘い香りが漂っていた
昼食は某河口にある漁協直営の食堂で焼き魚定食。100円上がって1000円になっていた。帰りに漁協の売店でミズイカが安かったので買った。今夜の夕食のおかずはミズイカの刺身
庭に植えてあるビロウが元気がないので、ネットで「果樹、樹木が、まくだけで甦る」という、なんだか眉唾っぽい肥料みたいなの見つけたのでポチった。夕方届いたので、さっそくまいてみた
朝、病院の駐車場の車の中でぐっすり眠っていたぼくは天井を叩く激しい雨音で目が覚めた。昨夜はあることが気になって眠れなかった
一週間分の買い物を済ませ、家に帰り着いたのがお昼前。どこか近くで昼食にしようってことになったが、なんだか気分が落ち込んでいたので、気分を変えようと、稜線上をくねくね走る100円道路に乗って山を上った
100円道路を降りて左折し、しばらく走ったところにあるカレー屋さん
窓際のテーブルを選んでメニューを広げ、憶えられない名前のカレーを注文。ボブディランの歌が流れていたが、なんという曲かわからなかった
少し先にある公園をブラブラ。雨が降ったせいか、だれもいない。だんだん前にも増して気分が滅入ってきた