早朝、ヨッパライ某を病院に送り届けた後、堤防まで歩いた。いつも遊びに行く海とは、ずいぶん趣が違う
病院が早く終わったので、東洋のナイアガラに紅葉を見に行った
カエデもイチョウも、すっかり葉を落とし、寒々とした風景だった。
いつものように発電所跡を見に行ったが、発電所は無くなっていた。ヨッパライ某に、「発電所は流れてしまったらしいよ」というと、本気でショックを受けたようだった
2017年7月に撮影した発電所跡
帰りに大きな木が生えていることで有名な神社に寄ってみた
先週取り付けたエアコンの説明書に「当エアコンをネットにつなぐと外出先からもコントロールできますよ、ウフ」と書いてあったので、そんな余計な機能はいらんわい、と思いつつ、せっかくついているのだからつなげてみることにした。スマホにアプリを入れ、ルーターについているボタンを押してセットアップ。ところがルーターの電波が届かないらしく、うまくいかない。10年以上使ってるから、くたびれて電波が弱くなってるのかも。というわけで壊れてもいないルーターを最新のやつに取り替えることになってしまった。
昼前に新しいルーターとエアコンのセットアップを終え、どこかで何か食べよう、ってことになったが、今日は祝日。おそらくどこの店も満員。へたすると行列だ。しかし、なぜかふと、峠にある古い蕎麦屋がポカッと頭に浮かんだ
蕎麦はとてもおいしく懐かしい味だった。客が少なかったおかげで、のんびりくつろいで食べることができた
昼食後、山の上の公園に寄ってみた
カメラを持った若い女の子があちこちで写真を撮っていた
昨日やってきたお客さんは杖を突いていた。まだ若いのに。
どうしたの? と、ぼくは聞いた。
やっちゃったんですよ、ギックリ腰。
彼女は苦笑いした。
そうか、もうそんな季節なのか。
寒い朝、何も考えずガバッと起きるとギックリ腰に見舞われる。
気をつけよう。
風呂から上がって屋上で涼んでたら、オリオン座の右側を大きな火球が飛んだ。おうし座流星群が極大、とのことだったので、もしかすると、じゃんじゃん飛ぶかも、と思い、しばらく見つめていたが、なにも飛ばなかった。首が痛くなったので部屋に戻った。
わが家のダイニングの空調は30年前に家を建てて以来ずっと、夏は扇風機、冬は石油ストーブ。ぼくはそれが気に入っていた。物憂げに首を振り続ける扇風機、そしてストーブに載せたヤカンが止むことなく湯気を吹いてる風景。それらはゆっくり流れていた昭和の時間を思い出させてくれる。わが家は高台にあるせいか、夏は比較的涼しく、特にダイニングは真夏でもクーラーを入れたいと思うことはあまりない。昭和風情の生活はこのまま続くように思われた。ところが数日前、「ダイニングの石油ストーブを電気ストーブにしてほしい」とヨッパライ某が言いだした。灯油を運ぶのがきついのだと。そう、ぼくたちはいつの間にか年をとってしまったのだ。軽かったものが重くなり、近かったところが遠くなる。そんなわけで、今日、仕事を終え、店じまいしたあとで、近くの電気店にエアコンを買いに行った。