土曜の午後、人生の午後について考える

冷たい風が吹いていた。春なのに。
お昼の弁当を食べた後、リンドバーグ夫人が書いた「海からの贈物」というエッセイを読んでたら、文中に「人生の午後」という言葉が出てきて、ふと我に返った。
心理学者、ユングの言葉に
「人生の午前の法則を、人生の午後に引きずり込む人は、心の損害という代価を支払わなければならない」
というのがあるそうです。以前、このブログに書きましたが、河合隼雄は「対話する人間」で次のように書いてます。


ユングは、「人生の後半」を非常に強調しました。人生を前半と後半とに分けて、前半の課題と後半の課題を分けて考えたらどうか、というのです。前半は、自分がこの世にしっかり生きていく、この社会の中に完全に受けいれられる、あるいは社会の中に貢献するということをやっていくのだけれども、次に非常に大事なことは、その自分は死ぬわけですから、今まで夢中に生きてきたけれども、自分はいったい何のために生きているのだろう、これからどうなるのだろう、いったいどこへ行くのか、といった問いかけに対して答える仕事が、われわれの人生の後半にあるのではないか、というのです。


そんなわけで弁当を食べた土曜の午後、ぼくは好きな音楽をかけ、熱いコーヒーを飲みながら、俺、何のために生きてんだろーな、みたいなことをぼんやり考えていたのであります。

雨の美術館

いつものように敵と戦っていたぼくは間違えて味方を拳銃で撃ってしまい、途方に暮れていた。すると、9時半だよ、めっちゃいい天気だよ!というヨッパライ某の声がして目が覚めた

予報では今日は一日中くもりとのことだったが、カーテンを引くと晴れていた。ヨッパライ某が山の上の美術館に行こう、というのでまだ眠っている頭で車に乗り込んだ

途中、イタリアレストランに寄って昼食。菜の花とアンチョビのなんとかというパスタ。菜の花がほんのり苦くて、とてもおいしかったです

レストランを出たときはまだ晴れていたが、次第に灰色の雲が空を覆いはじめ、やがて雨が降り出した

きっと雨のせいで、だれもいない美術館。建物は工事中で、屋外に展示してある作品しか見ることができない

傘をさして歩くぼくも、いつしか森の中の作品の一つになってしまう

春のにおい

用事が思ったより早く終わったのでドライブに出かけた

海の前にある古民家で昼ごはん。土鍋で炊いたご飯がとてもおいしかったです。

植物園に行って、明るい日差しの中をブラブラ散歩。アカシアがほぼ満開。甘酸っぱい香りがあたり一面に漂ってました

早咲きの桜、イズノオドリコは五分咲きといったところ。

海の向こうに見えるのは灰を降らせることで有名なあの火山

夕食は道の駅で買ってきたスナップエンドウをマヨネーズで炒めたものを添えたハンバーグカレー。ちなみにわが家のカレーはココナッツミルクをたっぷり入れたタイカレー。南国の風味なのです

目の前のニンジン

好きな言葉に「人生は複雑とは限らない、求めるものを知っていれば」 というのがある。映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」に出てきた言葉。
求めるものを知っていれば人生に意味が出てくるだろうし、そのために必要なあれこれも自ずと集まってくるだろう。

次の文句も最近、よく思いめぐらす言葉だ。

求めなさい。そうすれば、与えられる。
探しなさい。そうすれば、見つかる。
門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。
だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。

問題は、

「求めなさい」 何を?
「探しなさい」 何を?
「門をたたきなさい」 その門はどこにあるの?

本日天気晴朗ナレドモ

予報によれば北のほうは晴れているとのことだったので、北のほうで昼飯にしよう、ということになった。窓から海と灯台の見える食堂で、大きなブリカマとタイの頭をグリルしたのを注文。とてもおいしかったです

帰りに海軍望楼台に寄ってみた。明治33年に建てられた建物だそうです

日露戦争時には海軍兵が常駐し、バルチック艦隊の北上を監視していたのだそうです

終活の記録 その3

学生の頃、バイトしてためたお金で買ったポータブルデッキ。これをかついで海に行き、マイクをつないで波の音を録音して楽しんでいた。しばらくしてぼくの趣味はビデオ撮影に移り、デッキをかついで海に行くことはなくなった。デッキは納戸の奥で長い眠りに就くことになった。何年か前、ふとこのデッキのことを思い出し、だれかこのデッキの思い出でも書いてないかとネットで検索したところ、ヤフオクに出品されたこのデッキがヒット。その落札価格を見てビックリ。なんと、ジャンク扱いで出品されていながら20万円近くで落札されている。へぇぇーっ、てなわけで、ぼくもヤフオクに出品してみようかと考えたのだが、やったことないし、なんだかめんどくさそう。結局何もしないで放っておいたのだが、新しい年になり、よーし今年こそ本気で終活を始めるぞ、みたいな気分が沸々と湧いてきたので、手始めにこのデッキを処分することに決めた。ヤフオクはめんどうそうなので、買取業者のホームページ上で査定をしたところ、8~10万円との事前査定額がメールで送られてきた。いずれ粗大ゴミに出すつもりだったので、10万円もらえればハッピー、てなわけで、昨日現物を送った。すると早くも今日の夕方、9万円との本査定結果がメールで届いた。9万円は中途半端な気がしたので、電話をして10万円にしろ、と言ったところ、10万円で決着。そんなわけで終活はまだまだ続くのだった。

ふたりを隔てる目に見えない壁

早朝、ヨッパライ某を病院に送り届け、いつもならその足で近くの人工島に遊びに行くのだけど、今日は読みたい本があったので暖房のきいた病院の待合室でそれを読むことにした

昼食は海辺の食堂で、いつものように魚フライ。二人で食事をしながら、さっき読んだ本の感想などを話す。でも、二人の間にある透明な衝立が邪魔をして、話がうまく伝わらない。

読んだのは村上春樹さんの短編集「女のいない男たち」。10年くらい前に一度読んだのだけど、「ドライブマイカー」という映画が何かを受賞した、というので、その原作をもう一度読んでみたくなった。で、その感想。
→ ずいぶん勉強になりました。

帰りに蝋梅を見に行った。春の匂いがした