悩みたいけど思い出せない

気が付けばもう7時。閉店時間だ。
いつものようにぼくは悩んでいた。
後片付けをしながら真剣に悩んでいた。
ところが、ふとしたはずみで何を悩んでいたのか忘れてしまった。
何だったのだろう。思い出せない。
今そのことで悩んでいる。

ペパーミントブルー

用事を片付け、海の近くの食堂に向かった。コンビニで買ったコーヒーを飲みながら波打ち際を歩いてたら雨

昼食は飽きもせず魚フライ

日が差してきたので砂浜をぶらぶら歩いた

海がいい感じに光っていた。そんな海をぼーっと眺めていたら、あたまの中がカラッポになった

帰りに丘の上のコスモス畑に寄ってみた

あの素晴らしい愛をもう一度

少し前に出版された「実在とは何か ――量子力学に残された究極の問い」という本がおもしろそうなので某熱帯雨林でポチろうとしたのだが2750円はチト高すぎると思い、とりあえず図書館で借りようと市立図書館で蔵書検索したがまだ入ってなかった。数日前「すべては幻だ」なんて、臆面もなく妙に思いつめたふりをした記事を書いたのだが一応理由はある。自分を取り巻く世界はそれを本人がどう認識するかでガラガラ変わる。ずいぶん前のことだがユクスキュルの「生物から見た世界」という薄っぺらい本を読んでぼくの世界観は根底からひっくり返った。ぼくの世界観がその本に負けず薄っぺらかったせいなのだが、小心者のぼくは俄かに不安になった。世界とは何なんだろう。ぼくの頭が勝手に創作した幻なのか。動物行動学者の日高敏隆さんは「イリュージョンなしに世界は見えない」と言っていた。世界は幻を通してでないと見えないのだ。なんと居心地の悪い話だろう。一方、量子力学の世界もはっきり言って気持ち悪い。ユクスキュルの話よりたちが悪い。俄かには信じがたいどう見ても狂った世界なのだ。本当にこれは科学なのだろうか、と、首をひねらずにはいられないのだが、どうやら間違っているのはぼくの常識であるらしい。前置きが長くなったが、2750円もする「実在とは何か ――量子力学に残された究極の問い」という本に、ぼくの頭では理解できない、まったく腑に落ちない、あのコペンハーゲン解釈についての新しい知見が述べられていそうな気配なので読んでみようと思ったのだった。
この本の紹介記事に次のように書いてある。


ファインマンも、数学的に等価な二つの理論を実験によって区別することはできないが、どちらの理論を選ぶかは、その人の世界観に大きな違いをもたらすと指摘している。科学理論は実験結果だけから構築することはできず、世界観を必ず伴っている。つまり、新しい物理学をもたらすには、新しい世界観が必要なのだ。


新しい世界観があるということは古い世界観もあるということだ。ユクスキュルの本を読む以前のぼくは古い世界の中で生きていたといえる。あの頃のぼくには見えなかった世界の有様が今のぼくに見えるように、量子力学はそれを学ぶ人に新しい世界観をもたらす。

あの素晴らしい愛をもう一度、という古い曲に次のようなフレーズがある。


あの時 同じ花を見て
美しいと言った二人の
心と心が 今はもう通わない
あの素晴らしい愛をもう一度


人は一人ひとり異なった世界観を持つ。
一見、同じ花を見ているように見える二人。でも、二人が見ているのは同じ花ではない。

やっと秋

連日30度を超える暑い晴天が続いていたが、昨日から急に涼しくなった。

秋バラでも見に行こうか、ってことで、動物園横の広い公園に車を走らせた。

バラは少ししか咲いてなかったけど、風がさらさら吹いて気持ちよかった。なんだか今日の気分に合っている気がした。

山を越えて、漁港近くの寿司屋で昼食

寿司屋の近くにある丘に上ってみた。海が銀色に輝いていた。

空を飛んでる人がいた。飛んで行ったのはカナダの青年。パラグライダーは初めてなんだそうで、かなりビビっていた。

星月夜

家に帰りつき、ふと見上げた空に月が浮かんでいた。その上で木星も輝いている。十月も半ばだというのに外はまだ暑い。というわけで、夕食の準備をしていたヨッパライ某を誘って屋上で缶ビールを開けた。露出時間が短かったせいでよく見えないけど月の上で小さく光ってるのが木星。月の下の赤い星はオランダのビール

ジェームズ・ボンドとして

最近、某プライムビデオで007シリーズを時々見てるのだけど、ダニエル・クレイグの「ジェームズ・ボンドとして」というドキュメンタリーが結構おもしろかった。ショーンコネリーがボンド役になった時のエピソードもおもしろいけれど、ダニエル・クレイグもそれに劣らずおもしろい。
以下、このドキュメンタリーの紹介文


ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドとしての15年間の軌跡を率直に振り返る。「007」のプロデューサーであるマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリと対談、未公開映像を交えつつ、クレイグが自身の思い出を語る。

47分

秋なのに

あそこのコスモスが満開だってよ、ってだれかが言ったので行ってみることにした。途中、ナイアガラの近くの発電所遺構に寄ってみた

7月に行ったときはこんな感じ

高原の秋

到着したときは小雨がぱらついていたが、次第に晴れ間が広がってきた

昼食は島に渡って右に曲がり、ずーっと走ったところにある食堂で食べた。ここのブリのあら炊きはとてもうまい

今日も夏みたいに暑かった