風とビール

オレンジ色の夕日がパソコンの画面に当たってます。きれいだな。いままで屋上でビールを飲んでました。ビールの汗って、べとつくんだよね。キーボードをたたいていると、腕が机にペタペタする。いいなぁ、夏って、ほんとにセクシーだなぁ。こんなことを書くのもビールのせいに違いないな。あとできっと消したくなるんだよね。ところで、今日は休日。どこにも行かず、家にいました。あけた窓から、とてもいい風が入ってくるので、昨夜アミュで買った詩集を読んでました。とてもいい気分。女の子みたいでしょ?

回転する島

Andromeda_01_1休みの朝はぼんやりしている。カップにコーヒーを注いだ。カップを覗きこんだら、黒い渦ができていた。中心に何かあるような気がして、スプーンで突っついてみる。なにもない。ぼんやりしているからアホなことをする。ぼくらのすむ宇宙には、なにとなにがあるんだろう。光と闇。エントロピーが支配する中にあって、渦には求心的なモチベーションがある。意思かもしれない。明け方も近い深夜、東の空にアンドロメダが見える。豆粒ほどの雲はアンドロメダ星雲のバルジだ。見たことのある方なら思わずうなずくだろう、あれは小さな雲に見える。ぼくは銀河系という島のはずれから、それはそれは遠い過去、230万年前の島を眺めている。

Google SketchUp

理想のオモチャって、なーんだ。
任天堂の某氏が語ったところによれば、それは「粘土」なんだそうです。最近、Google Earth4(free)をダウンロードして遊んでいるのだけど、ついでにGoogle SketchUp (free)もダウンロードして遊びまくっている。これがナカナカおもしろい。フリーの3Dモデリングソフトなんだけど、ぼくみたいに説明書を読むのが大嫌いな人種にとても向いている。ほんとにカンタン。まるで粘土で遊ぶような感覚で、直感的に操作できる。多分、説明書なんて要らない。Video Tutorialsを一通り見れば、すぐに使える。と、思う。Ie_01
ぼくは5分ほどのビデオ1を見ただけで、写真のような、3Dモデルを作れた。やっぱり天才かも。しかし、大きな欠点がある。つい熱中してしまい、時間があっという間に消滅してしまうのだ。

灰色の夕焼け

昨夜はH・フォンダの「怒りの葡萄」という映画を見た。古い映画は、たいてい白黒である。劇中、スクリーンいっぱいに夕焼けが映し出された。当然、白と黒と灰の夕焼けである。驚くほど違和感があった。ぼくはあっけなく現実世界に引戻されてしまい、気がつくと暗い部屋のソファに座っていた。想像力の貧困が原因なのだろう。ぼくの中では、夕焼けは赤くなくてはならないらしい。

呼んでますか

いつもろくでもないことを書いているので、いまさら、ろくでもないことは書かないようにしよう、などという気はゼンゼンない。で、今日のろくでもないことは、ここ数日眠りがヒジョーに浅いという話である。その理由がふつうじゃない。ぼくが眠っている間、だれかが呼んでいるようなのである。いつもと違うのだ。真夜中、だれか知らないが、ぼくを呼んでいる。夜のしじまを超え、ぼくを呼ぶ声がする。ような気がする。だれかぼくを呼んでますか?

とんぼ

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近くに川があるせいか、外を歩いているとトンボが目に付く。これがゴキブリだったら、ぼくは家から絶対に出ない。トンボは嫌いな虫じゃない。どちらかといえば好きだ。でも、高いところから見下ろされるのは、いささか不愉快である。

愛がすべて

数日前F氏からDVDを借りた。それはキングコング。
絶海の孤島で神として祭られていたキングコング。すでに彼の一族は彼を残すのみで死に絶えていた。天涯孤独のキングコング。希望などどこにも見当たらない。そこにやってきた人間の女にキングコングは恋をした。麻酔に眠らされニューヨークに運ばれたキングコング。彼女を求め、見世物ショーから逃げ出した。彼女をさらい、エンパイヤ・ステートビルによじ登る。ビルのてっぺんで銃弾を浴びるキングコングを彼女は盾になって守った。キングコングも彼女を守った。生涯の愛を一瞬に傾け、力尽き、ついにビルから落ちるキングコング。しあわせなキングコング。

海辺のレストラン

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二日前のエントリーで、エンドルフィンのことを書いた。書いたあとで、また間違ったことを書いてるんじゃないか不安になり、ネットで調べた。いつも思うことだけど、書く前にちゃんと調べればいいのである。調べてみると、けっこうおもしろい。以前書いた「ひらめき脳」の茂木健一郎さんのwebマガジンもエンドルフィンでヒットした。うまいものを食うとエンドルフィンが出る、というわけで、うまいものを食べに南へ向かった。うまいものを食うだけなら、わざわざ遠くに出かけなくてもいい。しかし、ぼくのエンドルフィンはウマいだけでは出ない。空気が良く、価格が安くないとダメなのだ。12時過ぎ、いつもの笠沙の食堂に到着。日替わりは何?と聞くと、白身魚のフライとのこと。迷わずそれにした。ご飯のお代わり付きで630円。エンドルフィンが噴水のように出てる様子を想像しながら食べた。Bul_01食後のコーヒーは、海辺にある、例の変なレストランにした。(なお、ぼくがよく使う「変な」は「ステキな」「おもしろい」あるいは「グレート!」と同義語です。念のため)
海に面したデッキでコーヒーを飲んでいると、マスターが気を利かせてBGMをカントリーからムード音楽に変えてくれた。「グレート!」ぼくは思わず叫びそうになった。カントリーのままでいいに決まってる。帰りにマスターと話していたら、「トンネルの先の海沿いにおもしろい店ができているから行ってごらん」とのことだった。若い姉妹がやっているそうだ。失念したが、ラフィーヌ?みたいな名前だった。今度行ってみる事にしよう。帰りに枕崎の某量販店で、マグロのカマ一個48円を5個と、トビウオ一匹30円を3匹を買って帰った。
Makurazaki_01なお、冒頭の写真は、20年近く前によく行った公園。帰りに寄ってみたら、遊具はほとんど撤去され、草ぼうぼうになっていた。

変な店

某雑誌に当店の紹介記事が出たせいでお客様が多い。雑誌の購読者層を反映しているのか、仄かに知的なムードを漂わせた若い女性が多いのが、なんとなくうれしい。コーヒーの点て方を熱心に聞いていかれる。そういうマジメな初めてのお客さんにも、つい、くだらない冗談を言ってしまうのがとても悲しい。「変な店だった」と思って、二度と寄り付かないお客さんも多いと思う。分かっちゃいるけどやめられない。ウヒヒ。

四つの楽しみ

だれも知らないかもしれないが、郷ひろみという歌手がいた。なぜ彼を憶えてるかというと、彼はこういうことを言ったのである。「キモチイイことやってる?」この一言のせいで、ぼくは彼を忘れることができない。彼もたまには良いことをいう。キモチイイことをするとキモチイイ。エンドルフィンが放出されるからだ。中にはキモチワルイことをするとキモチイイ人もいるだろうが、ぼくは前者である。ルイ11世に「人生四つの楽しみ」というのがある。シンプルな内容だが、彼が言うとディープに聞こえる。