空は晴れていた。
風もほとんどなかった。
なぁーぁーんも、したくない一日だった。
パンとコロッケを買ってきて、屋上でのんびり昼食をとった。
とても穏やかな一日。ノーミソは仕事を忘れて休止中。
ラジカセから流れるボサノバは、右の耳から左の耳に抜けてゆく。
地球は、ぼくとテーブルと、パンとコロッケとコーヒーを載せたまま、時速10万kmで太陽の周りを回っている。
ふと、ぼくは秒速3センチで顔を上げ、空に飛行機雲があるのを発見した。
“飛行機雲” への2件の返信
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「ひこうき雲」にしてね。
ソーダ水のような空を 銀のひこうきが とんでいく。
しろい雲が あなたの笑顔になって 消えた。