恋する目で見る世界

今日は病院。朝、7時21分のバスに乗った。時刻表では7時56分に到着するはずだったが、到着したのは8時27分だった。8時30分に来てください、とのことだったので、病院まで走った

帰りのバス。行きも帰りも本を読んでいたのだが、そのなかに「それは確かに恋する目で見る世界に似ていた。大空は人々と一体になり、鳥は人々を通して歌った」とあった。恋する目で見る世界。ぼくはすっかり忘れていた。退屈な風景も恋する目で見ると俄然、生き生きと輝きだす。そうだ、今日からぼくは恋する目で世界を見ることにしよう! いやー今日はいい言葉に出会えたぜ。ちなみにバージニアウルフの灯台へという本。寺田寅彦は随筆「科学者とあたま」でこんなことを言っていた。「頭のいい人には恋ができない。恋は盲目である。科学者になるには自然を恋人としなければならない。自然はやはり、その恋人にのみ真心を打ち明けるものである」。そう、恋する相手は人間でなくてもいい。愛の反意語は無関心だという。愛と恋は違うが、心を開き、関心をもって見つめれば、それは恋する目で見るのと同じ効果が表れるかもしれない

昼食はアベックラーメンで作る冷やし中華。ほんとにうまい。昼食を終えたころ金曜日の男が現れた。いわく、今日はなんの日か知っちょっか? 知らん、というと、トーフの日よ、10と2でトーフ。あ、そう。ぼくはそれで思い出した、昨日はコーヒーの日なのだった。すっかり忘れていた

昼食後、近くの運動公園に行って散歩。いつもの木々、せせらぎの音、空を流れる雲。関心をもって注意深く見つめる。恋する目で

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