A LONG VACATION 6日目

140103_01 朝、ベッドでうとうとしていると、遠くでだれか呼んでいるような気がした。ぼくは服を着替え、顔を洗って車に乗り、エンジンをかけた。この道は…いつか来た道。いつしかぼくは懐かしい建物の前に立っていた。最後に見たのは去年の暮れだった。扉を開け、板張りの床を踏み鳴らしてあの機械の前に進み出た。ぼくは機械のボタンを押した。