先日、海でカキ氷を食べようと思ってドライブに出かけた。海は死ぬほど暑かったが楽しかった。やっぱり夏はサイコーだぜ、なんていいながら海辺の駐車場を出たとたん、パンクに見舞われた。路地に入って車を止め、トランクを開けて底板を持ち上げると、そこにスペアタイヤはなく、電気ポンプと牛乳みたいなのが入った容器とロケット花火があるだけだった。
ポンプの説明書を広げ、牛乳みたいなのをタイヤに注入したが、穴から牛乳と泡が吹き出て空気圧が上がらない。保険屋に電話して救援を頼んだところ、到着するのに1時間くらいかかるという。そうこうしているうちに、なぜか穴がふさがり、空気圧は2.1kgに達した。ぼくは恐る恐る車を発進させた。
車は約150km走って家に帰りついた。空気圧を測ってみたが、ちっとも減ってなかった。しかし、電気ポンプと牛乳ではなんだか不安に感じたので、熱帯雨林でパンク修理キット、というのをポチった。これはジャッキアップして車輪を取り外さなくてはならないが、確かな修理の手ごたえが得られる。