スタンプラリー

さっきコーヒーを飲んでいてふと思った。人生ってスタンプラリーみたいだな、って。あるとき、それまで漠然と付きまとっていた、拭いきれない、手に負えない違和感が、うっすら形になって目の前に現れる。そしてそれが、あっちだ、と指差す。指差したほうには何も見えない。でも、とにかくぼくは歩き出す。このやりきれない違和感から開放されたいから。歩いていくとなにか見えてくる。でもそこはゴールではない。次の指示が待っている。あっちだ、と