AND WINTER CAME

131118_01ぼくの車は南に向かって走っていた。雨が降っていたが、気にならなかった。海に向かうため右折しようとすると、あたりにコスモスが咲いていた。

131118_02家を出るときヨッパライ某が、はい、おこづかい、と言って2000円くれたので、ぼくはそれでエビ定食を食べようと思った。2000円にぎって漁港近くの食堂に入ると、「本日の日替、カンパチのあら炊き630円」となっていたので、2分くらい悩んだあげく、それにした。これが実にうまかったので、思わずご飯のお代わりをした。

131118_03海に面した美術館の屋上で、ポットのコーヒーを飲んでいると、冷たい風が吹きはじめ、激しい雨になった。

131118_04美術館を後にし、海沿いのカーブを走っていると、いつのまにか雲は流れ去って太陽が照ってきた。

131118_05いつもの変なレストランはあいかわらずそこにあったが、看板がかっこよくなっていた。

131118_06今日はコーヒーを持参していたので、店には入らなかった。道路から店をうかがうと、マスターがなにやら忙しそうに歩き回っていた。見つかるとまずいと思い、音を立てないように車に戻った。

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