星に願いを

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ぼくがまだロマンチストだった頃。
ぼくはいつも何か思いつめていた。
夜になると、だれもいない部屋でオルゴールのねじを巻いた。
星に願いを、という曲だった。
夜ごとそれを聞いていた。繰り返し聞いていた。
もう今はオルゴールのねじを巻くことはない。
星を眺めることはあっても、星に願うことはない。

“星に願いを” への2件の返信

  1. 三日くらい前かな。
    ちょっと疲れてしまって。
    意外とロマンチストは疲れるんです。

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