東北にいる娘から鮭などの海産物が送られてきた。殻付きのホタテが入っていたので、さっそく刺身にしていただいたが、これが絶品。思わず「東北に親戚がいて、こんなのを時々送ってくれたらサイコーなのにな」とブツブツ言っていると、「手紙が添えてあったから、あとで読んでみて」と妻が言った。それには次のように書いてあった。
いつも色々送ってくれてありがとう。
毎日元気に活動してます。
南三陸で私にできることは本当に少ないんだけど、地元の方から気を使っていただいて、おいしいものをごちそうしてもらったり、マメに連絡してもらったり、あたたかい洋服をいただいたり、本当にあたたかくてやさしい方ばかりです。ボランティア事務局の人たちも、私が不安にならないように、できるだけそばにいてくださったり、おせわになってばかりです。そんな皆さんにできることは、南三陸にいて元気に過ごすことくらいかな~、って思っています。
みんなに、家族にちゃんと連絡したり、帰ってあげないとダメだよっていわれて、家族を亡くしている方々ばかりだから、胸にきます。たとえば南三陸で私が大きなケガをしてしまったとしても、それは私の不注意で南三陸のせいではないので、このことだけはちゃんと文字にして残しておきます。本当にやさしい人たちばっかりだから、責任を感じてしまいそうだけど、ここで今、不自由なく過ごせているのは地元の方のおかげです。
もちろん、ケガのないように活動しているし、ケガをしないように皆が考えてくれているので大丈夫だけど、念のために。心配をたくさんかけて申し訳ないけど、南三陸に来て本当によかったです。写真を送ったほうがいいよって、みんながうるさいので(笑)送ります。
ばーちゃんにもみせてね!!