コバルトの季節の中で

朝、窓を開けると恐ろしく晴れていた。今日は休み。どこに行こうか。
そういえば昨夜、掲示板に「○○高原に行ったよ~ん」と、だれか書き込んでたなー。
考えるのがめんど臭かったので、コスモスで有名なそこに行くことにした。
ずいぶん昔、一度だけ行ったことがある。そのときぼくは「二度とここに来ることはないだろう」と思った。
そして今日、また来てしまった。300円払ってゲートをくぐる。やっぱり…あの時と同じだ。
とりあえずコスモスの横に座り、持参した珈琲を飲んだ。滞在時間10分。ぼくは狐につままれたような気分だった。不思議でならない。何でここに人が集まるのか。ただの広場じゃないか。
ぼくらはそそくさと次の目的地に移動した。
高千穂岳のふもとにひっそりと佇む御池。その神秘的な色を湛えた湖面にぼくはボートを漕ぎ出した。Photo_1
二人乗り手漕ぎボートでのタイムトライアル。対岸まで約800m、何分で渡れるか。昨年10月にトライアルしたときは12分45秒だった。
タイムは…
13分40秒。ガ~~ン!