わが家の前は空き地だ。宅地として造成されたが、面していた崖がその年の記録的豪雨で崩れ、許可が取り消された。空き地をほうっておくと草が生える。植えなくても勝手に生える。生えて生えて生えまくる。つまり、そんなわけで家の前の空き地は今では何百種類もの雑草がその勢力を拡大すべくひしめいているのだった。その最前線で派手に猛威を振るっているのが蔓性植物のクズである。
クズを知らない人もいるかもしれない。ちょうど今頃、甘い匂いのする紫の花を咲かせている。根はデンプンを含み、周皮を取り除いたものを葛根と称し、葛根湯の主原料となる。数年前のことだが、近所のNさんはフェンスを越えて歩道に進出してきたクズに足を取られ、転んで手を骨折した。一見、クズに悪意はなかったように見える。しかし、ぼくは知っている。映画で見たことがあるのだ。蔓性植物のいくつかは人を襲う。だからけっしてこいつらの前で悪口を言ってはいけない。「このクズが!」とか。そう、気をつけるに越したことはない。
“クズの逆襲” への8件の返信
コメントは受け付けていません。
そうそう[E:sign04][E:sign04]
植物は言葉が解るんですよ↑(^^_)ルン♪
薔薇などには「かわいいね~」「美しい!!」[E:cute]って褒めると、そういう姿になるしね[E:wink]
そうなんですよ、植物たちは人の言葉を聞いている。優しい言葉をかけてあげると、喜んでいるのがぼくにもわかります。雨が降った後とか特に。
夏休み子ども科学電話相談;子どもの質問は、「お花に話しかけるときれいに咲いてくれるってきいたから、可哀そうだけど、同じ花へ二つの鉢を用意して、ひとつの鉢のお花には話しかけて、もうひとつの鉢のお花にははなしかけなかったら、その花は咲いたけど話しかけた方のお花の方がとってもきれいに咲きました。言葉が通じるって本当ですか。」でした。
担当の先生のアンサーは「そうだよ、通じるんだよ。これからも話しかけてみてね。」でした。
葛の花、初めてみました。
子どもの頃風邪をひくと母がくず湯をつくってくれました。あの葛ですね?。
ふと、イエスキリストのイチジクの話を思い出しました。あれは少し怖い話ですけどね(笑)
上の写真、あの葛ですよ、きっと。
先日 クズを一枝頂いたので藤かごに活けたばかりでした
一枝だととても綺麗で なかなか評判良かったですよ そんな効能があったんですね~。
植物の名前って植物自信関係なさそうですね クズとかボケとか ね
クズをかごに活けるとクズかごになるのでは?
あ、すんません、言わずにいられなくなって(笑)
クズの花、いい匂いですよね。グレープジュースみたいな。
空地にはびこるけど、ただの雑草とは、ちょっと違うみたいです。かといって、根を掘り出してそこから葛粉を取り出そうという気はなかなか起きないんですけど。でも、いつか試してみたいな。
さすがスプーンさん ウマイ!(気づかなかったナ~) 座布団3枚!
この前霧島方面へ行ったら、いたる所にはびこってて赤い花が綺麗でした。
是非、葛粉チャレンジしてみて下さい。
追伸 だれかさんが「オヤジギャグ・・」ってすごい親近感をもって笑ってました☆
急に涼しくなり、ちょうど座布団が欲しかったところでした。ありがとうございます。クズって葉っぱはかわいくないけど、花はきれいな色で悪くないですね。根っこを掘り起こしてみたいのですが、空地はフェンスの向こうなので、いつか機会があったら乗り越えてみたいと思います。