スローなヒビにしてくれ

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新聞を読まずテレビも見ず、店にこもって役に立ちそうもない本ばかり読んでいる。それがぼくの毎日だ。そんな調子で10年が過ぎようとしている。サラリーマンのころに比べると、恐ろしくのんびりした日々だ。今のところ、それで困るようなことは起きていない。たまに友人が様子を見に来る。数日前は、福岡に住んでいる古い友人が遊びに来た。ぼくと同じ年のはずなのに、ぼくより年をとったように見える。おそらく彼の人生は充実しているのだろう。ちょっとうらやましい。でも、ぼくはそれが許されるならスローな日々のままでいい。それが性にあっている。

“スローなヒビにしてくれ” への5件の返信

  1. こんにちは。
    カチコチな人生は「ヒビ」が入りやすいかもしれまれんね(笑)。
    でも、頭も人生も柔らかく、柔軟に・・・その人のペースで過ごせば素敵な日々になるのかもしれませんね(;^_^A
    それでは・・・。

  2. 人類 皆 スローになれば、地球の持続可能性は高まるでしょうに・・・...。............。
    因みに、2005年の調査によれば、日本の成人の29%がLOHAS層だそうですよン[E:clover](^-^)/~

  3. ☆9時から男さん、
    >柔軟に・・・その人のペースで過ごす。
    でも、これって現実的にはけっこう難しいかもしれませんね。
    五木寛之が林住期って本を出してるんですが、この考え方をベースに自分の人生計画を組み立てなおせば、いずれ自分のペースで日々を過ごすことが可能かもしれません。間に合えばのハナシですけど。以下、ネットで検索したら、次の紹介記事がありましたので、ペーストしておきます。
    ——–ここから——–
    古代インドでは、人生を四つの時期に分けて考えたという。「学生期」(がくしょうき)、「家住期」(かじゅうき)、そして、「林住期」(りんじゅうき)と「遊行期」(ゆぎょうき)。
    「林住期」とは、社会人としての務めを終えた後、すべての人が迎える、もっとも輝かしい「第三の人生」のことである。(冒頭より)
    人生百年として各期25年。
    すなわち、林住期とは50歳から75歳までの間。
    あなたは何のために生きるのか?
    働くためではなく、子供を育て家庭を維持するためでもなく、自分自身の人生を生きるために、それまでの50年で蓄えた全ての物を土台にして「ジャンプ」しよう!
    ——–ここまで——–
    9時から男さんはまだ若いから、じゅうぶん間に合いますよ。
    ☆chikako~♪さんをはじめ、当店にいらっしゃる方のほとんどがLOHASな人じゃないかと思います。自分なりのこだわり、疑問を持って未知の世界に挑戦する人たち。自分の人生を歩こうとしている人たち。みんな楽しそう。もちろん、それなりに苦労も多いでしょうけど。

  4. 日本人は発注者側(お金を払う側)から注文が来るとそれをとても忠実にクオリティ高く成し遂げる。例えそれが納期が少なくても他の仕事が忙しくても残業や休日出勤をして発注者の要望にこたえる。めまぐるしい毎日。こんな作業は仕事をもらっている以上、当然の事なんでしょうけど。こんなシステムなので仕事のストレスも大きいのでは無いかと思います。スプーンさんの文章を拝見して(ご苦労も多い事と思いますが)ちょっと羨ましくなりました。コメントに載せられている林住期のお話し興味深いですが、普段自分らしい人生を生きようとしてもなかなか難しく感じてます。 

  5. 物であれサービスであれ、満足度の高いハイクォリティな商品を自分の時間と引き換えに提供した場合、その代価は、それに見合うものでなければならないと思います。そのために提供した時間や労力はかけがえのない人生の一部に他ならないからです。でも、もしかすると日本人のほとんどは、おおむね、その代価をきちんと受け取っているのかもしれません。ただ、それをうまく使うことができずにいる。つまり、日本人はお金の使い方がヘタ、という面があるように思います。経済学に限界効用逓減の法則というのがあります。のどが渇いているとき、一杯目の水はおいしいけど、二杯、三杯と続くにしたがって、おいしさは減っていく。そんな概念です。もしかすると、日本人のほとんどは、必要以上に働いたあげく、それで得た十分な代価を、自分の人生を拡張するべく有効に使えず、空しく捨てているのかもしれません。
    あ、すんません、余計なことを書いてしまいました。もちろん、なしごれんさんのことを言っているのではありません。また、ヒマな時でもコーヒーでも飲みにいらしてください。

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