月だけの夜

暗い空に、ぽかんと月が出ている。雲がないので間が抜けた感じがする。月に別荘があったとしよう。ぼくは静かの海のほとりにある別荘の縁側から、冷えたビールなどを飲みつつ、漆黒の闇に浮かぶ地球を眺める。しかし、月には空気がないから、雲が流れ、雲間から青い地球が顔を出すといったようなことは起きない。実に風情に欠ける風景なのだった。
090509_02

“月だけの夜” への3件の返信

  1. 太陽が昇り、ぬけるような青い空。
    月の上ではそうはいかないですね。
    大気圏を抜けた向こう側には、闇の静寂がありそうです。
    でも、もし、月から地球を眺めるチャンスがあったとしたら、
    地球人として、やっぱり感動するだろうなぁと思います。

  2. 夕べはISS(国際宇宙ステーション)が肉眼で見えるということだったので、家族で南西の夜空をジーッと眺めていました。月がきれいで、自分の影ができましたね。雲がかかってISSは見えませんでした・・・。残念。

  3. 返事が遅くなりました。昨夜は某駅ビルに映画を見に行ってました。クリントイーストウッドのグラントリノ。おもしろかったですよ~
    ☆totto*さん
    月から地球を眺める。どんな気分なんでしょうね。そこで起こる感動とは。むかし読んだ立花隆の「宇宙からの帰還」というノンフィクションで、月へ行ったアポロの飛行士たちは口をそろえて、世界観が大きく変わった、と言ってました。そして、それは言葉にあらわして言う必要がない、言葉を要しない、みたいな事も。それほど大きな感動があるようです。たぶん、人生が変わってしまうんでしょうね。ぼくは想像(妄想)するだけで感動してしまいます。
    ☆marutaさん、昨夜は国際宇宙ステーションが見えるはずだったんですか。それは知らなかった。でも、日没後、屋上のベンチに寝そべって夜空を眺めていると、次々に人工衛星が流れていきます。宇宙も狭くなったものですね。

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