A LONG VACATION4日目

釣った魚をよくもらう。それをヨッパライ某が出刃包丁と刺身包丁を使ってさばく。新鮮な刺身が食卓に並ぶ。ビールがうまい。うまいものを食べるのはいいことだ。その出刃包丁の切れが悪くなったとヨッパライ某がぼやいていた

キミが留守をしている間に研いでおくよ。とぼくは約束し、熱帯雨林で砥石をぽちった。両面仕様の砥石で、刃が欠けたときなどは中砥石(#1000)の面を、ふだんのお手入れには仕上げ砥石(#6000)の面を使う、とのこと

出刃包丁は魚などの身を硬い骨ごと叩き切る時に使うので、どうしても刃こぼれする。刃こぼれが消えるまで研ぐつもりだったが、時間がなかったので、30分くらい研いで終了した。刺身包丁は刃こぼれもなく10分ほどで終わった。

新聞紙に包んで仕舞ってあったので、段ボールで鞘を作った。熱中すると時が経つのを忘れてしまう。今日はグループホームにいる大正生まれの伯母を訪ねる予定なのだ。時計を見ると間もなく2時、急いで車を走らせた。途中、和菓子屋に寄って適当なお菓子を詰め合わせてもらい、それを持って伯母に面会。コロナのせいで玄関先でしか面談できなかったが、けっこう長い時間話すことができた

朝から雨が降っていた。葉に水滴を載せた萩がしっとりした雰囲気を醸し出していた

独身気分も今日で終わり。夕食は牛スジ肉のカレーとハンバーグ。一人で食べるとあっという間に食べ終わる