赤い花

早朝、がらんとした病院の駐車場に車をとめ、することがないので本を読んだ。こういう時間は、ふだん読めない本が読める。待ち時間は2時間ほどだが、本がおもしろければ退屈になりがちな時間もあっという間に過ぎる

山の上の公園に赤い花を見に行った。途中、峠にあるソバ屋に寄って、ソバの大盛り

峠に差し掛かったころから小雨が降り出したが、公園に着く頃にはほぼ回復

ボロボロのアゲハがたくさん飛んでいた。若いころは、欠けのない、きれいな蝶しか写真に撮る気がしなかったのだが

公園を後にし、大変お世話になった方の家へお見舞いに行った。数日後には緩和ケア病棟に移るので、たぶん、もう会えないだろう、とのことだった