幻の日々

140216_01 最近、寝覚めがよいのです。理由は単純、あるものを買ってもらったから。あるものとはカメラ。7年近く、ほとんど毎日使い続けてきたカメラがついにくたびれ、ぼくのココロを照らしていた太陽もいきおい翳ってしまっていたのです。新しく手に入れたカメラは前のカメラより安かったのですが、性能は驚くほどよくなっていて、ボタンやレバーをあちこちいじっては、新しいオモチャを手にした子どものようにニヤニヤしているのです。ぼくとしてはハッピーな状態なのですが、なぜか勉強のために買った本を読む時間は減り、めんどうな思索に耽ることも少なくなりました。玩物喪志という言葉があります。モノに心を奪われて大切な志を失うこと。まあ、ぼくの場合、すぐに飽きる方ですし、カメラはモノというより、道具、という感覚で使っているので心配は無用だと思うのですが。
写真は店の屋上から撮った今日の夕日。幻日という気象現象です。