涙の風呂掃除

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窓の外が明るい。朝だ、仕事に行かなくちゃ。ぼくは布団を跳ね飛ばして起き上がった。が、今日から休みであることに気づいて再び布団にもぐりこんだ。が、寝つけそうになかったので家の大掃除をSTARTさせることにした。まずは風呂の掃除だ。思ったほど汚れてなかったが、年末の気分を出すために、カビキラーを四方の壁に思い切り吹きつけた。そうだ、このニオイだ。ぼくはこの刺激的なニオイを嗅がないと歳が暮れた気分にならないのだ。すると感動したわけでもないのに目が痛くなって止めどもなく涙があふれ始め、前が見えなくなった。頭もクラクラして立っていられない。催涙ガスにやられたような感じだ。ぼくは手探りで浴室から脱出した。ふっ、朝からドラマチックな展開だ。風呂掃除を終え、一階にある店のシンク周りとステンレス缶を洗い始めた。ぼくはオートマチックのスイッチをオンにした。こうしておくと、ぼくの体は自動で作業を進めていくのである。その間、ぼくは今年あったいろんな出来事を振り返っていた。物思いにふけっているうちに作業は終了し、いつのまにか店はピカピカになっていた。休憩をかねて食事をとり、年末恒例の、台所の換気扇の掃除を開始した。数年前から劇的に効く洗剤を使うようになり、作業時間は大幅に短縮した。というより、ほとんどゼロになった。以前は、この作業だけで2~3時間は消費していたのである。大きなバケツに50度の湯とその洗剤を入れ、油まみれのファンとフィルターをどぼん。1時間後にはピッカピカ。ほんとにこれでイイのだろうかと心配になるくらいだ。浸け置きしている間に、掃除機をかけたり、雑巾がけをし、年末の大掃除はほとんど終了した。

“涙の風呂掃除” への2件の返信

  1. こんにちは。
    毎年恒例とはいえ「大掃除」は大変ですよねぇ~(笑)。
    私はオートマチックのスイッチがないのでラジオを聴きながらします…A=´、`=)ゞ
    スプーンさんも良いお年を・・。
    今日(31日)の最後の珈琲と明日の朝一番の珈琲はもちろん「某珈琲屋さん」の珈琲ですよね(笑)。
    奥様にもよろしくお伝えください。

  2. 9時から男さん、今年もお世話になりました。
    店の大掃除、そしてわが家の大掃除。ぼくはこの二つの恒例イベントを終えて、新しい年を迎えます。めんどうでもこれをやらないと、ほんとに新しい年は来ないような気がします。
    9時から男さんも良いお年をお迎えください。

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