揺れるまなざし

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昨日に引き続き、古いフィルムをスキャンしている。古い写真の中には、写っている人物がじっとこちらを見つめているものもある。もちろん今のぼくを見つめているのではなく、その時レンズを向けているぼくを見ているわけだけど。でも、時にぼくの心は激しく揺れる。頭ではわかっていても、止めようがない。
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午前中は某温泉に行き、外湯のすぐ下を流れている川のせせらぎを聞きながら、のんびり湯に浸かった。

“揺れるまなざし” への5件の返信

  1. 本能と理性のはざまに揺れながら[E:spa].....[E:notes]
    せせらぎの音は妄想をかき消す最高の音ですね(笑)[E:clover]

  2. ニューシネマパラダイスですね。
    このシーンでは、止めどもなく泪がこぼれました。

  3. ☆chikako~♪さん、本能と理性。ぼくはどちらに従っていいのかわからなくなって、動揺しています。まるで青春しているように(笑)
    人のまなざしって、狂気を含んでますね。畏怖の念を覚えました。雑誌、風の旅人の今月号の写真に「原始の記憶」という写真があるのですが、その目の力が圧倒的で、思わず身じろぎしました。よかったら見てみてください。
    http://www.kazetabi.com/
    ☆揺羅さん、ぼくの思いを汲んで頂けたようで、うれしいです。ニューシネマパラダイスのこの場面、あまりに切なくて、言葉にならないです。実は昨夜も見てしまいました。なぜ見たくなるのか、ぼくにはわからないです。ぼくはオリジナル版にしか興味がないのですが、揺羅さんはどちらをご覧になったのでしょう。以前、ニューシネマパラダイスについて記事を書いたので、よかったら見てみてください。
    http://coffee.synapse-blog.jp/life/2006/05/post_24ca.html

  4. 劇場版とオリジナル版があったのですね。
    わたしは、劇場でも観たし、ビデオでも観たし、テレビ放映も観ました。
    わたしのこの映画の印象は、トトとアルフレードの友情映画には思えませんでした。
    スプーンさんの以前書かれた記事のように、
    世で評する幸せが、必ずしも人を満たすとは限らないということでした。
    若き日に純粋な恋に破れ、彼は自分の境遇を恨んだのかもしれません。そして成功を手中に収めたが、このフィルムを観て、取りこぼしに気づいたのだと感じました。
    それは、自分では計算できない、画策できない、純粋な心につき動かされる衝動。上手く言い表すことはできませんが、長く生きていると忘れてしまいがちな純粋な気持ちにです。
    彼は過去の自分と決別したいと、彼自身多くの努力を払ってきたのでしょうが、田舎に帰ってきて、実に多くの人が自分を変わらず愛し続けていたことにも気づいた瞬間だったと思います。人を愛するということは、実に単純で純粋なものだと改めて気づかされる映画でした。
    長々と書きました。ごめんなさい。

  5. 揺羅さん、まったく同感です。こういうコメントをもらって、とてもうれしいです。この映画のすばらしさは彼のサクセスストーリーなどではなく、揺羅さんがおっしゃるように「人を愛するということは、実に単純で純粋なもの」で、人生の醍醐味とはまさにそれである、という、シンプルかつ深い、普遍的なテーマを扱っているところだと思います。

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