朝、珈琲豆を焼いているところに注文の電話があった。
奄美大島でお店をされているご婦人からだった。
彼女の声は、ゆったりとして、たおやかだ。
彼女と話していると、天気のいい日に、縁側に腰掛けてお茶を飲んでるような気分になる。
数日前、奄美大島に出張されてたKさんから、朝崎郁恵さんという方が歌う島歌のCDをいただいた。
どうしてそうなるのかわからないが、その歌声は耳にではなく、直接頭の中に聞こえてくる。(聞いてみたい人は鷹師店で聞けますよ)
遠い海の向こうから聞こえてきた電話の声。ゆったりとして、たおやかだ。
きっとそれは、島歌がはぐくんだ声にちがいない。
“島うた” への4件の返信
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奄美大島に住んでいた頃、よく行く喫茶店がありました。2階にある本格的な珈琲専門店でした。自分の実家が天文館で店をしていると話した事を覚えていてくれて、何年か後にふらっと寄ってくださいました。奄美の人は本当に人情深いと、その時も思いました。島歌がストレートに心に入ってくるのは、そのせいかもしれませんね。
武岡の幼稚園に島歌の九州チャンピオンの先生がいます。まだ20代前半だと思われますが、素晴らしい歌声です。町内会の催しで生歌が聞けます。
伝説の島、しあわせの島・・・奄美大島はもちろん、島には人を惹きつける不思議な力がありますよね。それはおそらく都市がひたすら隠そうとしている、いわゆるアニミズムではないかとおもいます。島歌がダイレクトに心に響くのは、聞く側と歌い手がそういう原初的次元でシンクロするからではないでしょうか。都市は便利、安全を追求しますが、同時にいろんな事柄にフタをし、見えなくしちゃったような気がします。歌を通してシンクロする。いいですよね。武岡の情報、ありがとうございます。ぼくもシンクロしに行きたいと思います。(clusterさんのブログをみてると、シンクロがキーワードのように見えるのですが)(笑)
>いろんな事柄にフタをし、見えなくした…
本当にそうですね。見えているのに見えないふりをする方が生き易いですから…。スプーンさんのブログの言葉が私の答えをまとめてくれます(笑)。シンクロしちゃうのは仕方がないですね。長い年月かけなくても、すぐに心が通い合ってしまうのは次元が近いからだと、また気付かせてもらいました。ということは、家族だからといって、必ず通い合うものでもない!ということですね…(汗)
「見えているのに見えないふり」最近ぼくは得意になりました。
思うに、結婚生活を長続きさせる秘訣はこれです。
脱線しますが、これ、相手の欠点についての話なんです(笑)
とにかくぼくは自分のことは棚に上げて、相手の欠点をわらったり責めたりするのが大得意だったんですが・・。え?今もそう?