エニグマ

ぼくは長い時間鹿児島に住んでいる。鹿児島についてはけっこう知っているはずなのだが。
今朝いらした年配のお客さんが、「へっがでた」とおっしゃる。
え、屁が?
違うのだった。肩から背中にかけて痛い、ということらしい。
例えば「びんたがいて」というのは割と訳しやすい。「びんた」は頭で、「いて」は痛いだ。しかし、「へっがでた」を「背中が痛い」に変換するのは容易ではない。しかも「へがでた」と誤訳させる罠まで仕掛けてある。これはまさに暗号。本当かどうか知らないが、鹿児島の言葉は故意に暗号化されているという。

“エニグマ” への3件の返信

  1. エニグマって、ドイツ軍の暗号なんだぁ~。
    知らなかったぁ~。^^;あはは。
    へっがでた・・・は佐賀弁で言うところの”へきが痛か”ということだね~。
    へき=背中なのよ~ん。 ”へっ”と”へき”似てるね~。

  2. スパイ小説、けっこう好きで読んでます。ディックフランシスの小説に出てくる主人公とか好きだなぁ。
    ん?佐賀弁ってあるの?へっ=へき=背中。ヘーッなるほど。参考になりました。ユウさん、タマにはいいこというじゃん。

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