20年前

サラリーマンをやめたのが20年前の今ごろ。家族みんなでこの堤防に座り、だまって海を見つめていた

だれもが途方に暮れて海を見つめていたのだろう、とぼくは思っていた。でも今日、そのことをヨッパライ某に話したら、途方に暮れていたわけじゃない。とのことだった

某植物園のミモザを見に行った

甘酸っぱい香りがあたりに漂っていた。春の予感

咲きはじめたロウバイ

いつものハーブ園で昼食。カボチャプリンは無くなっていた

ハイビスカスのシャーベット。ヨッパライ某は山の上のケーキ屋で食べるから、と、レモングラスのハーブティーを注文

山の上のケーキ屋は休みだった

冬の砂浜

おとといの朝、ズボンをはこうとしたら腰に激痛が走り、もう少しで倒れるところだった。久しぶりのギックリ腰

そんなわけで今日は家でじっとしているつもりだったのだが、朝起きてみると意外と調子がいい。これなら出かけられると思い、たまには父を連れてエビフライでも食べに行こうかと電話するが出ない

とりあえず出かける準備をし、家を出る前にもう一度電話してみたが、やはり出なかった。冬眠しているのかもしれない

エビフライ屋に行く前に東シナ海を臨む丘に上り、海辺の美術館に行った

砂浜に出ると、波打際を若いカップルが歩いていた。あんな頃もあった

峠で運転を代わり、山道を歩いて帰った

屋上菜園

今日は屋上菜園の管理人の誕生日であった。

ブロック2段で囲った中に土を入れ、菜っ葉やナスやトマトなどを植えている。夏はスイカやカボチャが立派な実を結んでいる。今は大きなミカンがたわわに実っている。植物を育てるのは天才的なのだが

ミスター・ゴーン

わが家のリビングにはウェザーリポートの「ミスター・ゴーン」のジャケットが掛かっている。ここ数日、ゴーン氏の話題で世間が騒がしい。そのせいで、このアルバムを久しぶりに聞きたくなった。レコードプレーヤーがないのでyoutubeで聞こうと思い、検索したところ、なぜか出てきたのはミスター・ビーン。おー、そうか、なるほど、と、甚く納得したのだった。

今日から仕事だった。午後、お客さんがまばらになった頃、ヒマを持て余したバイク少年がワックスの効いたナンパ車でやってきた。アルファのスパイダー。この車はぼくの定義によれば、ある晴れた日の午後、髪の長い知的できれいな女の子をとなりに乗せ、海沿いの緩いカーブを白い灯台のある岬へ向けて走る車、なのである。というわけでぼくも一つ欲しい

答えの中へ生きて行こう

新しい年が始まったことだし、なにか人生の目標みたいなのを一つ考えてみたいぜ、とか思ったのだけど、考える間もなく、すでにずいぶん前から人生レベルの目標を立ててマジメに実行していることを思い出した。それは「問いを生きる」ということ。これはリルケという人が「若き詩人への手紙」で書いてることなんですが、「問い」が生じたとき、その答えをせっかちに求めず、かといって無視するのでもなく、それを美しい宝石のように愛し、夜も昼も肌身離さず持ち歩く。すると、なんと、あなたはいつの間にかその答えを手に入れた人生をそれと気づかず歩んでいるのです、という、実にうまい話なのです。
以下、リルケ (著), 高安 国世 (訳) 若き詩人への手紙・若き女性への手紙 より


あなたはまだ本当にお若い。すべての物事のはじまる以前にいらっしゃるのですから、私はできるだけあなたにお願いしておきたいのです、あなたの心の中の未解決のものすべてに対して忍耐を持たれることを。そうして問い自身を、例えば閉ざされた部屋のように、あるいは非常に未知な言語で書かれた書物のように、愛されることを。今すぐ答えを捜さないで下さい。あなたはまだそれを自ら生きておいでにならないのだから、今与えられることはないのです。すべてを生きるということこそ、しかし大切なのです。今あなたは問いを生きて下さい。そうすればおそらくあなたは次第に、それと気づくことなく、ある遥かな日に、答えの中へ生きて行かれることになりましょう。

A LONG VACATION 5日目

天気が良かったのでドライブに出かけた。アートの森に行こうと思ったが、今日まで休みとのこと

正月ということで、ちょっと高めの昼食。おいしかったです♪

東洋のナイアガラにある発電所跡。枯れた水草が水面をびっしり覆っていて、なんだか不気味

帰りに錦江湾を見下ろせる公園に寄った

長いようで短かった休日も今日で終わり。あすは店の準備のため、出勤

A LONG VACATION 4日目

テレビも新聞も見ないせいか、元旦だというのにいつもの朝と変わらない。ただ、とても天気がいい。雲一つない。おまけに今日は仕事もない

階下に降り、食堂のドアを開けるとテーブルにはいつもと違う食べものが並んでいる

正月だからいつもと違う料理が並ぶというより、いつもと違う料理を並べることで正月になる、という感じがする

わが家は元日におでんが出る。中のいろんな具を撮りたいのだけど、はんぺんと巾着が浮いてるせいでいつもこんな写真になる

たまには庭の手入れでも

スッキリ

雲一つない夕焼け。左上にあるのは三日月

 

A LONG VACATION 3日目

照明器具を取り外して洗ったり壁紙の剥がれの修繕をしてるうちに時計は2時を回ってしまった。どこかドライブに行きたいが、ヨッパライ某は正月料理の仕込みで忙しそう。ちょっと出かけてくる、と言い残して南に走った。坊津の海岸をクネクネ走る。大晦日だというのに意外と車が多い。海は強風で荒れていた。帰りに吹上浜に寄って今年最後の夕日を眺めた。さむかった~

来年もよろぴく!

 

A LONG VACATION 2日目

というわけで年末の大掃除は続くのだった。朝起きて顔を洗い、大掃除用のユニフォームを着込む。マグカップ一杯の熱いコーヒーを飲み、その勢いで風呂掃除に臨む。壁のタイルを洗剤をつけたスポンジタワシで磨き上げ、湯船を洗い、床をデッキブラシでゴシゴシこすり、脚立を立てて天井を雑巾で拭く。今日はもう少しで死ぬところだった。脚立に乗って無心に天井を拭いていたところ、いつの間にかイナバウアー状態になっていて後ろにひっくり返りそうになった。新聞にでも載ろうものなら友人たちは大喜びだ。以前、崖から落ちて手足を骨折して入院した時はもうお祭り騒ぎだった。奴らを喜ばせるのだけは絶対避けたい。以後気をつけよう

風呂掃除を終え、キッチンの掃除に取り掛かる。換気扇のフィルターやファン、レンジの五徳や受け皿を取り外し、特殊な溶液に2時間ほど浸け置きする。その間に流し台の前に新聞紙を敷き詰め、壁のタイルや流し台の扉や引き出しを洗剤をつけたスポンジタワシで磨く。しばらくたってきれいなタオルで拭きあげる。次に壊れたイスの修理。外れた脚部に残った木ダボにボンドを塗りつけ、穴にはめ込み、脚をセットハンマーで叩く。思いのほかうまくいって、ホッとした

晩飯はソーキソバだった。年末になるとこんなのが食卓に上るようになる