今日は第一火曜日で仕事は休み。朝起きてカーテンを引くと空は灰色に曇っていた。予報を見ると北の方は晴れているようなので北に向かった
漁港の食堂で、いつものようにブリオー定食
灯台公園でコーヒータイム。同じ場所に来て、同じようにコーヒーを飲む。自分が少しずつ変化してるのに気づく
今日は月曜日で定休日。目覚ましは鳴らない。朝起きたら時計は9時50分を指していた。昨夜遅くまで星を見ていたので寝坊してしまった
いつまでも暑いけど、そろそろイチョウが色づき始めてるのでは、ってことで山の上の公園に様子を見に出かけることにした
途中、ヨッパライ某が行ってみたいと言っていたカレー屋さんに寄ってランチ。とてもおいしかったです
公園の入り口ではコスモスが満開
イチョウはまだ青々としていた
金閣寺の池にスイレンが咲いていた
金閣寺のカフェで休憩。ぼくはコーヒーフロート、ヨッパライ某は黒蜜パフェ
夜、夜空の写真を撮ろうと思って100円道路を南下し、赤い吊り橋のあるPAに車を止めて写真撮影。100円持って出かけたが、夜は無料だった。
プレアデス、おうし座、木星、オリオン座
アンドロメダ銀河。残念ながら思ったほど空が暗くなく、きれいには撮れなかった。昨夜自宅で撮ったのよりはずっといいけれど。
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数日前に読んだ本の森本あんりさんと上野千鶴子さんの対談が興味を引いたので、以下、備忘として
日本の大学は「メタ知識」を生み出せていない
上野先生と言えば、二〇一九年度の東京大学入学式での祝辞が話題を呼びましたよね。知の創造性や多様性の価値など、これから学問に向き合う学生たちにふさわしいお話だと、私も感銘を受けました。
ありがとうございます。スピーチでは、まだ見たことのない知を生み出すための知を「メタ知識」と呼ぼうと訴えたのですが、じつは私自身、この名称がいまだにしっくりきていないんですよね(笑)。心理学には「メタ認知」という概念がありますが、それとは違います。
「メタ知識」とは、既存の知識の枠組みを飛び越える一段高次元の知のことですよね。
ええ。かと言って、ノウハウやスキルといった言葉を使うと、どこか軽く聞こえてしまいますし。
存在しないものにあえて名前をつけようと試みる上野先生の姿勢は、研究者の原点だと思います。
あのスピーチをした後に東大法学部三年の学生が私のところにやって来て、「先生は高等教育の役割は「メタ知識」を身につけることとおっしゃいましたが、いま僕らの受けている教育が、そんな教育とは思えません」と言ってきました。
何とも率直な訴えではないですか(笑)。
私は彼にこう返しました。「はい、そのとおりです」と(笑)。残念ながらいまの高等教育は、「メタ知識」を身につける役割を果たせているとは思えません。それで思ったのは、いろんな分野の知識を横断的に学べるリべラルアーツは、見たことのない知を生み出すための一つの装置ではないか、ということです。
装置が機能するためには、多くの蓄積が必要ですね。
もちろんです。
私は哲学や神学という古い学問系なので、大学教育で新たな知を創造するのは、簡単ではないと思っています。じつのところ、ほとんどの学生は既存の知を一所懸命に学んで、自分の知性を耕すことで、新しいように見える薄い一枚の皮をつくるのがやっとでしょう。
おっしゃることはよくわかります。が、現実の変化が学問を追い抜いていきます。そんな状況のなか、いかにして新たな知を生み出すか。情報工学には「情報とはノイズが転化したものである」という命題がありますが、私はこの言葉がとても腑に落ちました。ノイズなきところに情報は生まれません。ではノイズはどこで発生するかといえば、システム間の落差から発生します。ドイツの社会学者ニクラス・ルーマンは、「システムとはノイズの縮減装置」だと言いました。
ノイズが小さくなったほうがスムーズで、考える必要がなくなりますからね。
ええ。言い換えればシステムとは、物事をルーティン化することでノイズの発生を抑制する装置なのです。裏を返せば、システムにどっふり浸かっていたらノイズが生まれず、情報はつくられないし、知の創造もありません。
森本 あんり著 「教養を深める」より
上野さんはネット上の記事で次のように話されてます。
・・・そのノイズとは、なぜ、どうして、変だ、おかしい、ムカつく、もやもやするというひっかかりのことです。
中略
学問とは、このような違和感に言語を与えて、エビデンスを示し、論理を立ててそれを説明するものです。・・・
これを読んで、ずいぶん前に読んだ小説の選評にこうあったのを思い出した。
「日々の強固な連続性の中にあって、軌道の修正を可能にするものは、大きな動機ではなく小さな違和感にこそある」
今日は定休日で目覚ましは鳴らない。8時に起きたつもりだったが時計を見ると9時20分
毎年この時期、満開のヒマワリ畑を提供してくれるステキな集落があるので、今日はそこに出かけてみた
いつもは飽きもせず夏っぽい音楽をかけながら車を走らせるのだけど、今日は金曜日の夜にラジオで放送された「竹内まりやのオールナイトニッポンGOLD」をカーステレオで流しながら山道を走り、山奥の集落に分け入っていった。
まりやさんはぼくより少し年上だけど、近い年齢の人の話を聞いていると、なんだか気分が落ち着く。聞きながら自分の座標を確認したり、調整したりしているのかもしれない
着いたときは曇っていたけど、だんだん晴れてきた
昼食はいつものように漁港近くのスシ屋で。ヨッパライ某はエビフライ定食
ぼくは日替わり定食がカワハギの唐揚げだったので、それにした。とてもおいしかったです。
近くの丘に上って海を見下ろす